文化審議会著作権分科会が2つのパブコメ募集開始 29
タレコミ by ex
ex 曰く、
今年も文化庁、文化審議会著作権分科会がパブリックコメントの募集(正確には「任意の意見募集」)を開始している。
今回の意見募集は2つあり、一つは「法制問題小委員会」の「中間まとめ」に対する意見募集。もう一つが「過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会」の「中間整理」に対する意見募集となっている。
それぞれ締め切りは11月10日。過去の著作物等の保護と利用に冠する小委員会では、回答した個人に限り、さらに意識調査を実施するとしている。
今回の意見募集については、法制問題小委員会ではコンテンツの二次利用に関してと「私的録音録画」に関する制限の強化、リバースエンジニアリングについてなど。過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会では、多数の権利者が関係する、権利者不明であるなどの場合の利用に関してと、著作権保護期間などについて意見を募集している。詳細は各募集要項を確認されたい。
このうち法制問題小委員会「私的使用目的の複製の見直しについて」は昨年行われた私的録音録画小委員会での結論、つまり「違法配信物からの私的録音録画」、「適法配信事業からの私的録音録画」を30条からの除外とするという方針をそのまま規定の路線とした上で、さらにその上で録音・録画以外、特にプログラムの著作物等についての取り扱いについて検討するべきというまとめが行われている部分が、一般ユーザに対しては大きな影響を与える部分であると考えられる。また、先日もスラドでも取り上げられていたが、やはり「リバースエンジニアリングに関する法的課題」については非常に大きなポイントであると言わざるを得ないだろう。
また、過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会では、意見募集に回答した「個人」に限り、さらに「意識調査」を行う予定としている。そのため、関係する各個人は、可能なかぎり意見募集に答え、意識調査への回答の権利を確保する必要があるのではないだろうか。これは少なくともパブリックコメントそのものと違い、「意識調査」であるため、回答の数に重要な意味が出てくるものと考えられるからだ。どのような立場から回答するかはそれぞれによるとは思うが、一人でも多くが回答する意味は大きいだろう。