官民共同の3D映像に関する初の安全指針案発表、ISO提案へ 25
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
朝日新聞の記事によると、テレビなどの3次元(3D)映像による体への悪影響を防ぐために、国と業界が協力して初の安全指針案をまとめたそうだ。年度内に国際標準化機構(ISO)に提案する予定。
3D画面は、左右の目に映し出された別々の映像を脳が再構成することで立体に見えるが、立体感の演出が強すぎると、立体ではなく映像が二重に見えて目が疲れる。物が画面から手前に飛び出したり奥に引っ込んだりしているように見えても、実際の目のピントは画面までの距離に合ったままであるため、この「矛盾」が大きくなると、疲れや不快感が増すそうだ。
指針案では、映像制作者には、立体感を強調しすぎない、2台のカメラの色や上下のずれを少なくして撮影タイミングをしっかり合わせる、などを要求。ディスプレーメーカーには、左右それぞれの映像が反対側の目にもれて二重に見えるのを防ぐ(もれる割合を小さくする)工夫、画面のちらつきを少なくする、などを求めた。視聴者には、立体視の脳機能が未熟な5歳以下の子供の視聴には気を付ける、画面が二重に見えたり疲れを感じたりしたら見るのをやめる、顔を傾けて両目の高さがずれると映像が上下にずれて二重に見えてしまうので、顔を傾けず、画面の正面、適切な距離から見る、などを推奨している。ソファなどに横たわっての視聴は不向きなのだそうだ。
今年は3Dテレビが本格的に発売されて普及が予想されるが、このような問題点をまだ知らない人も多いのではないだろうか。