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宮崎県えびの市民図書館利用者の個人情報もAnonymous FTPで公開されていた 62
もう食傷気味かもしれないが、岡崎市中央図書館利用者の個人情報がMDISの手によって他の図書館に配布されて、一躍流出先として知られることになったえびの市民図書館の Anonymous FTP。なんとこの FTP サイトで1993~97年にかけてえびの市民図書館を利用した 1800 人の個人情報と、督促状作成用のテキストデータに含まれていた110余名の個人情報が公開されていたことが、昨日の朝日新聞名古屋本社版に掲載されたとのこと。
実際の漏洩データの概要についてはたりき氏のまだあった!図書館利用者情報漏洩 - たぬきん貧乏日記でまとめられている(個人情報は掲載されていない)。そのたりき氏の昨日のつぶやきによれば、えびの市民図書館側よりコンタクトがあって「漏洩した個人情報の削除依頼があったので快諾した」一方、たりき氏の本名や電話番号を知っているはずの「MDIS,岡崎からは何も言ってこない」そうだ。客先に導入したシステムを無断配布した上管理を容易にするために Anonymous FTP にしてしまうなど、流出する根本原因を二重三重も作った三菱インフォメーションシステムズ(MDIS)は真っ先に削除依頼をするべきと思うのですが、いったいこの会社どこまで腐っているのでしょう。もしやWebの内容は客先に黙って削除する(これは相模原市立図書館の実例)けど、目の上のたんこぶは警察に被害届を出すべく狙っているのか分かりませんw
# asahi.com に転載されていないとちょっと記事にするのは面倒です>つぶやき主
川上産業「プチプチ」をチリ落盤事故作業員に寄贈 36
ITmediaねとらぼによると、気泡緩衝材最大手の川上産業がチリ鉱山の落盤事故で現在も閉じこめられている作業員たちにプチプチを寄贈したそうだ。「プチプチをつぶすことでストレスを少しでも癒し、メンタルヘルスを保っていただければ」とのこと。娯楽専用にカットされた「プッチンスカット」が贈られたのは、ロールでは補給資材の梱包などに流用されるおそれがあるからだろうか。
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「粘菌で交通ネットワーク計画」などにイグ・ノーベル賞 57
東京新聞の記事によると、粘菌使ってネットワーク設計と今年1月にストーリーになった粘菌が鉄道網のネットワークを構成するという研究が今年のイグ・ノーベル賞「交通計画賞」を受賞した(関連ストーリーは昨年のストーリーなどから)。日本人の受賞は4年連続、またそのうちでも2008年にも粘菌ネタで日本人がイグ・ノーベル賞を取っているのですが、何か親和性があるのでしょうか。
他の部門賞はAOL Newsの記事などからどうぞ。
ホーキング博士曰く「万物の理論など見つからないかもしれない」 48
ホーキング博士はレナード・ムロディナウ氏と最新の共著「A Grand Design」にて、「万物の理論など見つからないものかもしれない」と記しているそうだ(Physics Buzz 、本家/.)。
「万物の理論」の代わりにあるのは「相互に関連しあう理論群」であると彼らはいう。各理論はある特定の条件下における一定の現実を表わしているとのこと。この例として、2人は映画Matrixの主人公Neoを挙げている。Neoの世界はバーチャルであったが、それを知るまでは世の物理の法則に逆らおうとする理由は何もなかった。同じように、例えば丸い金魚鉢の中の金魚の世界では光は屈曲しており、金魚鉢の外の世界からみれば正確なものではないが、金魚にとってはそれが正しいものであるとのこと。
ホーキング博士は1980年には「今世紀の終わりには統一場理論が見出されるであろう」といった趣旨の発言をしていたが、この度の著書では自らこの説を覆すこととなった。
Googleが静止画フォーマットWebPを発表 72
Googleが静止画フォーマットWebPを発表した(Gigazineの記事、CNETの記事、およびChromium Blogの記事)。WebPは、同じくGoogle発の動画フォーマットWebM(VP8)の派生技術で、ファイルサイズはJPEGより平均39%少なくなると評価されている。圧縮率は絵柄によって異なるが、サンプルではおよそ10%〜75%圧縮など色々なようだ。JPEG代替フォーマットとしては、JPEG 2000や、Microsoft発のJPEG XRもあるが、いずれも普及しているとは言いがたい。WebPの技術的詳細はよく分からないが、注目しておきたいところ。
韓国で630万人の小中高生と父兄の個人情報が流出 3
大韓民国教育科学技術部(略称:MEST/教科部)が管理する電子図書館にクラックプログラムが仕掛けられ、630万人にのぼる小中高等学校の学生と父兄の個人情報が流出した(レイバーネットの記事)。
犯人はサーバーメンテナンス業者職員を含む4人で、流出した630万人もの個人情報は読書通帳業者に売られ、652校に販売され30億ウォンの収益を上げたという。ちなみに読書通帳というのは本の貸出記録を通帳の形で記録するもので、韓国ではたくさんの本を読んだ子どもを読書王として表彰する国策を推進している。
韓国の総人口4830万人の13%を占める規模の個人情報漏えい事件だが、韓国政府はいったいどのようにこの事態を収束させるのか気になるところである。
2010 イグノーベル賞発表
今年もこの季節がやってまいりました。2010年イグ・ノーベル賞 日本人研究者が「交通計画賞」受賞しました。
粘菌使ってネットワーク設計の研究?と思ったが、該当論文をみるとラストオーサーが中垣教授なのでこれでまちがいないようだ。
他の受賞については記事を見て頂くとして、BPの化学賞、GS,AIG,リーマンブラザーズの経済学賞にはなにか受賞者からのコメントが出たのでしょうか?
任天堂、カンファレンスに来場した1200人分の名刺を紛失
任天堂が、先日行われた任天堂カンファレンス2010来場者の名刺1200人分を紛失していたそうだ。本件は、個人情報の保護に関する法律上は、公に告知する義務を負うものではございませんが、上述の様にご迷惑をおかけする可能性を考慮し、弊社ホームページにて広くご報告させていただくことにいたしました。
とのこと。
参加された方は突然の勧誘電話などにご注意ください。
Wikipediaの落日
Newsweekによると、ウィキペディアの執筆・更新が振るわないという「極めて深刻」な問題が起きているそうだ。
詳しくは記事を参照してほしいが、理由の一つとして「ユーザーに広がる倦怠感」が挙げられているのが興味深い。Wikipediaの登場時点ではWikipediaへの参加は「クール」だったかもしれないが、Wikipediaへの貢献はユーザーにはあまりメリットがなく、SNSなどユーザーに目に見える恩恵を与えるサービスの登場により、Wikipediaは飽きられているという分析は納得できる。
また、Wikipediaと同様に趣味でブログを書いたり、Webサイトのコメント欄にメッセージを投稿する人も減っているという。この傾向を打開するため、Amazonなどでは記事やコメントを投稿しているユーザーに「何らかの見返り」、たとえば「☆印による評価」や「ポイント」などを与える試みが行われ、これは成功しているという。ソーシャルメディアの世界で勝者になる条件は、「十分に報われているとユーザーに感じさせる方程式を確立する」ことのようだ。
今後のCPUのコア数増加とLinux 69
マルチコア化が進むとOSのアーキテクチャを再設計する必要が出てくる可能性があるが、MITの研究によるとLinuxは少々の手直しだけでコア数の増加を上手く活用できるOSであるそうだ(ConceivablyTech、本家/.)。
CPUのマルチコア化を進めた場合、ある時点から「あるコアが演算に使用する可能性のあるデータはメモリに保持し続けられる」という一種のメモリリークのような状況が発生し、処理速度が遅くなるとのこと。Linuxの場合、これは48コアに近づくと起きるという。MITの行ったシミュレーションによると48コアに近づくと実際の処理よりもカウンタの処理時間が長くなり、システムのパフォーマンスが低下したとのこと。ただしLinuxの場合はコードを若干書き換えるだけでシステム全体のパフォーマンスを大幅に向上させることができたとのこと。
コア数が48を大幅に超えた場合、OSを完全に再設計する必要性がでてく可能性もあると研究者らは警告する。ただし、Linuxの場合は今後5年から8年は大幅な再設計には迫られないとのことだ。
Android OSとユーザデータの漏洩
人気のAndroidアプリケーション30個のうち半分がGPSデータやユーザ情報を広告主やリモートサーバなどに提供していることが分かったそうだ(Fast Company、本家/.)。
この調査研究を行ったのは、TaintDroidというアプリケーションを開発したペンシルバニア州立大学を中心とした複数の大学からなる研究チーム。TaintDroidは端末上の他のアプリケーションが送信しているデータをトラックすることが出来るアプリケーションである。
研究(PDF)によるとAndroidのアクセスコントロールは粗く、慎重に扱うべきデータがサードパーティから十分に保護されてないとのこと。調査対象となった30のアプリケーションのうち50%はGPSデータを広告のリモートサーバに送っていたという。7つのアプリケーションはユニークなIDを振っており、端末を特定できる可能性もあったとのこと。また権利を侵害するような形で個人情報を誤用していたアプリケーションも20確認されたとのこと。
「30の人気無料アプリケーション」にはFoursquareなど情報を他者と共有することを目的としたアプリケーションも含まれている可能性があるとのことだが、多くの場合個人情報を共有していることがユーザに不明瞭であるため非常に「疑わしい」データ共有事例であると厳しい目を向けている。