多様化する音楽の実態と、ついてけない業界
タレコミ by coco-natade
coco-natade 曰く、
5月20日付け朝日新聞に「音楽CD、ホントに「不振」?」との記事が掲載された(Webの記載確認できず)。内容を簡単にあげると、01〜02年にかけてのCDの売り上げは前年比15%減と、過去最悪。しかし売れたタイトル数は逆に増えたとか。「以前は「みんな持ってるから」と購入していたのが、可処分所得が減った現在では、必要な物を吟味して買うアメリカ型に近づいてきた」との分析あり。オリコンのモニター調査によると個人のCD入手枚数の増減は「増」39.6%、「減」19.2%を大きく上回るも、コピーが目立つとのこと。それを売り上げ減の主犯とみたレコード会社は対策としてCC(コピーコントロール)CDを導入したが、低落に歯止めがかかっていない。ちなみに今年に入って最大のヒット曲「世界にひとつだけの花(SMAP)」は非CCCD。一方、市場は音楽業界の思惑とは別のかたちで動きつつあるという。今年1〜5月初めの国内盤(シングル+アルバム)の売り上げは前年同期比で95.6%、ただしその中でも演歌は124%と増えている。また、音楽DVDも同期比で3割弱増と元気。さらにアップルコンピュータの音楽配信といい、ますます肩身のせまいCDだが、音楽評論家の萩原健太氏は「レコードからCDに移行したときのツケが出てきた」と指摘。扱いにくいレコードから手軽なCDへの移行に伴い、音楽鑑賞に対する「覚悟」が薄れ、音楽や音質に求めるレベルが低くなった気がするという。一方、音楽DVD市場拡大の背景にはPS2の影響が大きいとみられる。記事の最後に萩原氏の意見、「コンピュータ世代がどうしたら音楽を楽しく聴けるか、業界もそっちをもっと考えればいいのに」。根拠になりそうな記事を探したが、今夜やっと見つけた。NHK報道によると、平成14年度に著作権料でもっとも稼いだのが久石譲による「千と千尋の神隠し」。サウンドトラックCDと映画DVDからの収入が大きかったとか。2位は宇多田ヒカルのCD「Traveling」、ただしカラオケからの収入は少なかった。参考記事はAV-Watch(http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20030521/jasrac.htm)。あと、これも参考になるかも。ZDNetのコラム(http://www.zdnet.co.jp/news/0305/21/cead_meghani.html)。