今年6月30日(日本時間は7月1日)にうるう秒
IERS(国際地球回転事業)は、今年6月30日(日本時間は7月1日)にうるう秒を挿入することを発表した(wired.comの記事、/.記事)。
以前の/.J記事、NICTのQAを参照すると、代表的な時刻系には
- TAI(Temps Atomique International:国際原子時) 原子時計から求めた時刻、1秒の長さは不変。1958年1月1日0時0分0秒の世界時(当時使われていたUT2)を起点とする。
- UT1(Universal Time 1:世界時1) Greenwichの平均太陽時、地球の自転の速度によって1秒の長さが変化する。潮汐や地震などで自転速度が変わることを反映している。
- UTC(Coordinated Universal Time:協定世界時) 1秒の長さがTAIと同じで、かつUT1との差の絶対値が0.9秒以下になるように定められたもの。1972年1月1日0時0秒がTAIから10秒遅れて定義された。以後、適宜うるう秒を挿入して修正されている。
がある(UT2はUT1を「均したもの」[wikipedia])。うるう秒の実施は2008年12月31日(JST2009/1/1)以来、6月30日(JST 7/1)に実施されるのは1997年以来(NICT うるう日一覧)。現在、UTCはTAIに34秒遅れているが、今回のうるう秒の挿入で35秒遅れになる。
wiredでリンクされている王立天文学会のProposalにあるように、UTCでは時間(分・時間・年など)の長さが不規則に変化することを弊害と見て、数年に一度程度のうるう秒をやめて数百年に一度のうるう時間にするを提案されており、過去/.J記事では今月にも投票で提案の採否が決定されるそうだ。最後のうるう秒となるかもしれない、「このボーナス秒、何に使う?」(from wired)。ちなみに6/30、7/1は土日だ。
#「国際地球回転事業」ってとてつもない事業をしている会社みたい・・・