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教育

MIT、自身をオープンソース化

タレコミ by takunama
takunama 曰く、
少々古いニュースだが、米国時間 10 月 29 日深夜、MIT は、1 年前より試験的に行っていた講義のウェブ公開を本格的に開始した (CNET Japan の記事)。このプロジェクトは OpenCourseWare と呼ばれ、公開対象は講義内容だけでなく、そこで配布されたプリント、実施された小テストにまで及ぶ。また、それらへのアクセスには登録すら必要とされず、つまり無料だ。PDF や HTML などのドキュメント形式の公開がメインだが、ビデオで講義を公開しているコースもある。現在公開されているコースの数は 500 だが、2007 年頃には 2000 ほどにもなる全コースを公開する予定だ。
Wired 誌の記事 "MIT Everyware" (英文) は、この OpenCourseWare の試験公開段階における詳細なリポートである。同記事によれば、その段階ですでに 210 もの国と地域からアクセスがあり、学生、教師にとどまらないさまざまな人々が OpenCourseWare を活用していたとのことだ。興味をもたれた読者は、梅田望夫氏が同記事を紹介した blog "無償公開で世界に広がるMITの授業"、"MITの試みはノーベル賞に値する?" および、そのフォローを含む "オープンソース現象の新たな可能性" を併せて読まれたい。また、本家の記事 "MIT Open Courseware with 500 Courses" も多くのコメントを集めている。
なお、"MIT Everyware" を書いた David Diamond 氏は、Linus Torvalds 氏の自伝 "Just For Fun" の共著者である。
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UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie

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