<改稿版>病気の治療もオーダーメイドへ
人間の遺伝子は約30億個の塩基で成り立っていますが、 塩基の配列が1つだけ異なる SNP(一塩基多型)という場所が 300万カ所有るそうです。 SNPの中には「特定の病気の発症や薬の効果に関係している」ものも有る為、 患者のSNPを調べる事で、 「薬の使用時に副作用を少なくする事が可能になる」、 「病気の早期発見・治療の機会を拡大できる」 などが期待できる事がわかっていました。
ただし、検査には高額な最新機器や熟練技術者が必要な為、 国内ではあまり普及していなかったのですが、 読売新聞の報道によると、 東北大学大学院の 松原洋一教授のグループが、 「一般病院で、血液1滴を使い、2時間で結果が出る」、 というSNPの手軽な検査方法を開発したそうです。
実際の手法は、血液1滴を知りたいSNPに対応する 「合成デオキシリボ核酸(DNA)を含んだ特殊な反応液」 と混ぜて遺伝子を増幅した後、 縦10センチ横5ミリの特殊なプラスチック板に付着させ、 約2時間待つだけという簡便なもので、 結果が陽性だと板上に紫色の線が2本出るそうです。 しかも、1回の検査コストが300―400円位と大変安価でもあります。
現在、抗ガン剤の効果などに関係するSNPなど、 16種類のSNPの検査法が確立されているそうですが、 今後も増加が期待できます。遺伝子検査ではプライバシーの問題なども 懸念されていますが、 「患者にとって肉体的にも経済的にも負担の少ない、オーダーメイドの病気治療」 が手軽に受けられるようになる、というのは魅力的な話です
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読売新聞のWEB記事を発見したので改稿してみました。
検査の手法の情報を加えてみたら、長くなりました。
記事へのリンクがありますので<実際の手法は>から<安価でもあります>
までは、省略しても違いがないようにも思えます。