ハッブル宇宙望遠鏡の補修はキャンセルに
タレコミ by yosuke
yosuke 曰く、
アメリカ航空宇宙局(NASA)は、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)の補修ミッションをキャンセルすることを発表した。2005年に予定されていたSM4(Servicing Mission 4)と呼ばれるこのミッションでは、Wide Field Camera 3とCosmic Origins Spectrographという2つの観測機器も取り付けられる予定だった。
asahi.comの記事には、「新宇宙政策」による影響との記述があるが、spaceref.comの記事や内部メモによると、新しい宇宙計画や予算の問題ではなく、スペース・シャトルの安全面からの問題のようである。コロンビア事故調査委員会(CAIB)は、安全面からスペース・シャトルの飛行を国際宇宙ステーション(ISS)とHSTへのミッションに限るよう勧告していたが、今回の決定はそれをさらに一歩進めた形となる。
現在、HSTは6つ載っていたジャイロのうちの2つが壊れている。姿勢制御には3つのジャイロが必要となるが、2006年まで3つのジャイロが生きている可能性は30%と見積もられている。なお、HSTの後継機となるジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡の打ち上げ予定は2011年となっている。