アドビストアでカードの多重の累積決済ミス
タレコミ by
あるAnonymous Coward 曰く、
先月発売された「Adobe Creative Suite」のアドビストアにおける予約販売で、クレジットカード利用客に対し多重の決済を行い、挙げ句の果て利用限度額に達した顧客に関してはカードが利用できなくなるという事態が発生していた。
事は1/13にアドビストア側から「申込所のカード承認取得不可について」(申込"書"だろというツッコミはひとまず置いて)というメールの通知で発覚する。(下記文面。一部抜粋)
> このたび、 お申込みいただきましたクレジットカード情報により、
> カード会社様へ使用承認の取得を試みましたが、ご指定のクレジットカードでは、
> 承認をいただくことができませんでした。
顧客はカード会社Oにカードの状況を確認すると、12月上旬から1週間置きに「\73,290」の決済が行われており、利用限度額に達しているとの回答した。一時は不正利用かと思われたが、その後のO社からの連絡で、別の顧客からも同様の事例が多発し、いずれもアドビストアにおける「Adobe Creative Suite」の予約者であることが確認された。
※「\73,290」はアドビストアでの「Adobe Creative Suite Premium 日本語版 (アカデミックパッケージ)」の予約料金の総額。
※通常版やアップグレード版のケースもあり、その場合更に多額の累積となったケースもあった。
アドビ社の今回の事態に関するコメント。
『通常予約商品の決済は、1週間毎に仮の決済を行い、次の週前回の仮決済分を取り消した上で今週分の仮決済を行うという方法で「クレジットカードが使用可能かどうか」を確認することになっている。しかし、弊社との間でクレジットの決済を行う、シンガポールにあるシティバンクの関連会社(何故か社名は出さなかった)とクレジット会社とのいずれかの区間でトラブルが発生し、「仮決済分の取り消し」だけが正常に処理されなかったため、決済だけが累積する形になった。』
顧客はアドビ社に抗議し、公式な場での謝罪と原因の究明、更に今後の対応を求めたが、それに対するアドビ社のコメント。
『利用限度額に達して「承認エラー」となった顧客のみ(約70件)、電話で個別に謝罪・対応している。原因の究明は決済会社(シンガポールにあるシティバンクの関連会社)に対して抗議と報告を求めているが、金融業における守秘義務を盾に無回答のままとなっている。尚、公の場における謝罪等は本社からの意向でする予定はない。』
アドビ社にしろ、シンガポールの決済会社にしろ、利用客のカードに無断で売り上げを累積させるという暴挙を軽く見過ぎている。仮に、利用限度額に達している事を知らずにそのまま海外へ赴き、クレジットカード頼りで生活することになっていたとしたらどう責任を持つのか?大使館のご厄介になるのは間違いないだろう。
また今回の場合、金額が高かったことと、早期予約者ほど被害が大きく(累積額が多くなった)、結果として予約したのに発売日から1週間遅れて納品されるという通販業者としてあるまじき失態を演じた。
※アドビ社は当初、顧客側の責任でカード認証がエラーになったと判断しており、更に発売日直後の品切れがあったため当該の被害者については商品の発送も大幅に遅れることとなった。
しかしこのような失態があったにも関わらず公式な謝罪をしないというのは、新聞等における企業の謝罪広告が一般的になりつつある今、時代に逆行するのではないか?企業としての信頼を更に損なうことになるのではないか?
アドビ社が今回の顛末を自ら公開し、安全なカード決済を行える改善策を公に示すことを願う。
※アドビ社のコメントは、アドビ カスタマーサービス 入金担当の関口氏及び、チバ氏の回答を元にしています。
※文中のカード会社Oは、株式会社オリエントコーポレーション「オリコカードセンター」に問い合わせしていますが、オリコさんが迷惑するかもしれませんのでイニシャルで表記してください。