連星カイパーベルト天体形成メカニズムの新仮説発表
タレコミ by yosuke
yosuke 曰く、
海王星軌道以遠には、太陽系形成時に惑星になりそこねた小天体(エッジワース・カイパーベルト天体[EKBO])が多数存在しています。EKBOは太陽系形成時の状態のままである考えられており、これを観測しその成り立ちを解明することは、惑星系形成論にとって重要です。最近の観測で、多くのEKBOは、比較的広くて高い離心率の軌道を持つ、質量の近い連星であることがわかり、その形成過程を解明することが焦点となっています。
東京大学の船渡氏をはじめとするグループによる、この連星カイパーベルト天体の形成のメカニズムについての新しい仮説がNature 2/5号に掲載されました。
これまでは、2つの微惑星の衝突が、3つ目の微惑星または多数の小天体の影響下で起こったとする仮説が有力でした。今回の論文では、これらの仮説を否定し、3つの微惑星が衝突することなしに相互作用を行なうことで形成される、としています。
この仮説が正しければ、太陽系形成初期に、外縁部でも多数の微惑星が形成されたことを示せる、とのこと。今後の観測や研究に注目です。