ノルウェーが2017年に国営FMラジオ放送を終了
(engadget.jpの記事)文字
(wired.jpの記事)ノルウェー文化庁が、国営の FM ラジオ放送を2017年に終了すると発表しました。現在5局ある FM ラジオ局はすべて、デジタルラジオ放送(DAB:Digital Audio Broadcasting)方式へと移行します。
(WikipediaのDABの頁)
(Wikipediaのデジタルラジオの頁)
これによりノルウェーは世界で最初の地上波アナログFMラジオ放送を全て停波する国となる。ノルウェー放送協会(NRK)が運営するデジタルラジオ推進機関「Radio.no」の英語版報告書によると、ノルウェーの文化省は4月16日、全国的にFMラジオ放送を停止し、デジタルオーディオ放送(DAB)に完全移行する計画を発表した。
1995年からDABサーヴィスを開始しているノルウェー。欧州や東南アジアも同様の移行期にはあるが、移行の終了期限を定めたのはノルウェーが初めてだという。2014年現在、ノルウェーではすでに22局の地上波デジタルラジオ局が放送を開始しており、FM ラジオはすでに少数派となっていました。ノルウェー文化庁によると、DAB には FM 放送に比べてコストが1/8と小さい利点があるとしています。また FM ラジオと DAB を比べるとすでに DAB を聴く国民のほうが多いという統計情報を公開しています。
なお、FM 放送終了と言っても放送局が消滅するわけではなく、その方式をデジタルの DAB 放送へと鞍替えする格好でサービスは継続します。放送用のチャンネルも20ほど残っている空きのチャンネルから割り当てられます。Radio.noのリリースが引用している調査会社TNS Gallup社が2015年に行った調査によれば、ノルウェーでは55%の世帯がDAB対応のラジオを1台は所有しており、全リスナーの56%が毎日ラジオをデジタルで聴いている。同社の推定では790万台のラジオがFM放送停止の影響を受け、アップグレードか、リサイクルする必要があるという。