3倍速い超リニアモータ「トンネルアクチュエータ」
タレコミ by Francis
Francis 曰く、
日立研究所は、高精度位置決め直線駆動装置「トンネルアクチュエータ」で、直線駆動装置としては世界最高の加速度40G(重力加速度の40倍)を達成した。
これは今までのリニアモータの2〜4倍の加速度となる。
最初のリリースから2年で世界最速のリニアモータとなり、あと2年 で実際に生産機械に適用するとのこと、今後が楽しみだ。トンネルアクチュエータはリニアモータの一種で、従来のリニアモータに比べ軽量コンパクト、大推力、低コストといいことずくめの技術である。
構造は日経メカニカルのサイトに詳しいが、 この技術のポイントは「可動子を必死になって機械構造で支える必要がない」ことである。
トンネルアクチュエータは従来と違い可動子を磁極歯で上下からはさみこむ。磁極歯は天地で逆の極になっており、可動子もそれに対応して天地で逆になっているようだ。これにより磁気吸引力を相殺でき、可動子やそれを支える機械構造の強度を下げる軽量化が可能になる。また、上下の磁極歯間に磁束が流れるため漏れも少ない。
上記の特徴から電力を効率よく推進力に変えられる上、磁極歯の構造に工夫を加えて複数の磁極歯を一つのコイルで稼動できるため構造がさらに簡略化される。
「出力が同じで大きさは約1/3に,製造コストはおよそ半分に」という煽り文句もかなりの信憑性があるのではないだろうか。