「Linuxの父はLinusではない」?!
タレコミ by Vorspiel
Vorspiel 曰く、
Alexis de Tocqueville Institutionという米シンクタンクが,LinuxはLinusのオリジナルのものかどうかを疑問視するレポートを5/20に公開するとしています (CNet記事).同レポートによれば,AT&T UNIXのソースコードを見たことがあるTanenbaum教授がMINIXを作るのに3年掛かったのに,まだ学生だったLinusが半年でLinuxを作れたのはおかしい,そんなに簡単なら企業がいくらでもUNIX cloneを開発している筈だ,といった主張から,LinuxにはMinixをベースにしたものであり,Minixのソースも利用しているのではないか,との疑問を投げています.…ただし,CNetの原文記事を読むと,このレポート,どうもきなくさい臭いが漂ってきます.レポートの内容にはLinusは当然反論していますし,このシンクタンクにはやっぱりMicrosoftが出資しています(レポートの作者は内容には関係ないと主張してはいますが).
さらに,レポート作成にあたって取材を受けたTanenbaum教授がコメントを公表しており,これを読むと,レポートの作者はLinuxやUNIXについてまるで知らない様子が伺えます.「UNIXの歴史について話が聞きたい」という名目で来ておきながら"A Quarter Century of UNIX"(UNIXの1/4世紀)を読んでない(どころか存在すら知らなかった)とか,シンクタンクの出資者を尋ねてもやたらぼかされたとか,そのくせLinuxの起源とMINIXの絡みの話になるとやたら食いついてきたとか,突っ込みどころ満載のようです.Tanenbaum教授のコメントは他にもいろいろと面白いのでご一読を(例によって「Linuxは汚いから不可」な話も).