ティム・バーナーズ=リー「ウェブを残すために変更すべき3つのこと」
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
ウェブの生みの親であるティム・バーナーズ=リーが、「今後もウェブが全人類にとって役立つツールであり続けるために変更すべき3つのこと」を語った。
一つ目は個人情報の管理ができなくなっているということ。現在、多くのウェブサイトが「個人情報と引き替えに無料のコンテンツを提供する」というビジネスモデルをとっている点を問題視している。
二つ目:誤った情報はウェブ上で簡単に広がるということ。実際のところ多くのユーザーは一握りのソーシャルメディアやサイトしか情報源として利用していない、という調査結果があり、なおかつこうしたサイトは利用者のクリック情報などからユーザーが好むものを見せようとする傾向にあると指摘している。
三つ目はオンライン上の政治的広告には透明性と理解が必要だということ。オンライン上での政治的キャンペーンはユーザーを直接ターゲットとした広告に変化しており、例えば有権者を偽のニュースサイトへ誘導したり一部の層を世論調査から遠ざけるように誘導するという悪質な広告が表示されていたことも報告されている。ニュースを配信する側がこれまでとは異なる収益モデルを構築することや、公正なデータ管理機関を設けるなど対策が必要だとしている(GIGAZINE、slashdot)。