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テクノロジー

消費電力10mmVのナノスイッチ

タレコミ by akiraani
akiraani 曰く、
 asahi.comの記事によると、物質・材料研究機構(茨城県つくば市)などが銀原子の突起の伸び縮みでオンとオフを切り替えられる極微の原子スイッチを開発したとのこと。(プレリリース)

 原理は、白金と硫化銀の電極に対し電圧をかけることで、金属クラスターによる物理的にスイッチのオンオフを制御するというもの。電気抵抗の変化を利用するわけではなく、本当に物理的にスイッチをオンオフしている、という点が実に興味深い。
主な特徴は以下のとおり。

  • (1)デバイスのサイズが小さく、ナノ寸法である(10x10x10 ナノメートル以下)。
  • (2)動作電圧が小さく(最小動作電圧:約10 ミリボルト)、そのため消費電力が小さい。
  • (3)高速動作が可能(少なくとも約1 ギガヘルツと予測される)。
  • (4)オン状態の電気抵抗が小さいので(1キロオーム以下)、配線遅延が発生しない。
  • (5)構造が簡単なために、低製造コストで超高集積化が可能。
 デバイスの密度、動作電圧などが優れているため、ユビキタス時代を担うであろう小型デバイスやニューロコンピュータへの応用が期待されているようだ。
 ちなみに、asahi.comの記事には「5年以内に試作品を作って、10年以内に製品化」とあるが、プレリリースには製品化次期についての記述は見当たらなかった。

 スラッシュドット的には、ヒートシンクのいらない超静音サーバあたりを期待、というところだろうか。

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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア

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