Huygens、土星の衛星に降下
タレコミ by yosuke
yosuke 曰く、
2004/12/25にNASAの土星探査機Cassiniから切り離されたESAの探査機Huygensは、2005/01/14に土星の衛星Titan大気中へと降下します(日本惑星協会によるCassini-Huygensミッションの記事)。
Titanは土星の衛星中で最も大きく、かつ太陽系の衛星の中では唯一厚い大気をもちます。その大気には窒素の他にメタンなどが含まれており、原始地球大気に似ていると言われています。Huygensはこの大気中に降下し、大気の組成のほか圧力や風速、磁気などを観測します。Titan地表面には氷と岩石でできた大陸やメタンの海が存在するだろうことがHubbleや地上からの観測でわかっています。地表面衝突後にプローブが生きているのであれば、これらについての情報を得ることもHuygensの仕事となります。また、Huygensの降下と連携した観測も計画されています。すばる望遠鏡ではHIPWACを用いた観測が行われる予定です(すばる望遠鏡観測スケジュール)。
Titan大気中への降下は19:13 JSTごろに始まり、21:30 JSTごろには地表面へと到達します。これにあわせてESA TVは欧州宇宙運用センター(ESOC)からの生中継を行なう予定です。
"ドップラー・シフトの補償のために早めに電源を投入する"など微妙なニュースも出ていますが、ぜひ観測を成功させてほしいものです。