パスワードを忘れた? アカウント作成
780347 submission
インターネット

モバイルアドホックネットワーク-慶応SFC ORFからの報

タレコミ by hiropy
hiropy 曰く、
携帯電話では、たとえすぐ隣の人と話すときでも、必ず電話会社の基地局を経由して通信が行われる。でも、すぐ隣なのだから、直接携帯電話同士で通信すればいいじゃないか。そのまた向こうの人と話しをしたいなら、隣の携帯電話に中継してもらえばいいじゃないか。いっそのこと、ずーっと遠くの人とも、その途中を誰かに中継してもらいながらつないでしまえばいい。そうすればコストのかかる基地局なんていらなくなる。これがモバイルアドホックネットワークだ。
モバイルアドホックネットワークを実現するには、相手と通信するには誰にどういう経路で中継してもらえばいいのかという通信経路を探索するための経路探索技術や、通信途中で端末が移動した場合に逐次動的に経路を再構成する経路再構成技術などが重要になる。また、端末のアドレスは移動することによって逐次換わっていく可能性があるため、そういった状況下でも一意に端末の名前を解決できるようにするためのネーミング機構といったものが必要になる。これらを解決するのがモバイルアドホックネットワークプロジェクトだ。デモでは従来に比べ数倍の効率で経路探索を行うアルゴリズムのシミュレーションや名前解決機構が展示されていた。
こういった技術が実用化されると、今のインターネットサービスプロバイダの役割は大きく変わるだろう。おそらく、端末からインターネットのバックボーンへつなぐアクセス系は近隣の端末がグループになって、こういったモバイルアドホックネットワークによる低コストな接続が行われ、遠距離のグループとグループの間をつなぐ、一種のバイパスやハイウェイとしてISPが用いられるという構造が出現するだろう。通信キャリア、特に携帯電話キャリアにとっては悪夢のシナリオだ。しかし、すでにその兆候はある。コミュニティエリアネットワーク(CAN)がそれだ。
この記事で紹介されているように、無線LANによるインターネットへのコネクティビティを無料で地域に公開する動きがある。先の記事では米国の動向をレポートしているが、国内でもEMIPCAN 森の里などの取り組みが広がっている。いずれも、無線LANなどの技術を使って周辺住民との間でインターネットのコネクティビティを共有し、安価なネットワーキングを図ろうという考えが根底にある。今後こういった考え方が浸透し、さらにモバイルアドホックネットワークの技術が確立すれば、先のシナリオは現実のものとなる可能性は十分にある。
typodupeerror

ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ

読み込み中...