米FDA「若者の血の輸血で病気が治るというのはデマ」と警告
米食品医薬品局(FDA)が、健康状態を維持するために若い人から採取した血液を輸血したところで効果はないとする警告を正式に発表した。パーキンソン病、多発性硬化症、アルツハイマー病、PTSD、老化全般に効能があると主張し、希望者に対して数千ドルの負担で若いドナーからの輸血を行っている人々がいるためだという。
FDAは声明において、若年者からの血液注入を促進することには「重大な公衆衛生上の懸念」があると述べている。血漿の交換はアレルギー反応が出たり、循環過負荷、急性下肢損傷や感染症などのリスクがあるとされている。
今回のFDAの告知により、このこの輸血行為も社会問題化している反ワクチンと同様に、疑似科学の一つと言えるようだ(CNN、Engadget、Slashdot)。