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2019年5月 記事 / 日記 / コメント / タレコミ
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2019年5月6日のタレコミ一覧(全11件)
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ソフトウェア

Office 2016アプリ、Microsoft Storeからの直接インストールが不可に

タレコミ by headless
headless 曰く、
Windows 10のMicrosoft Storeでは昨年からUWP版のMicroosft Office 2016アプリが提供されていたが、数週間前から入手できなくなっているようだ(Windows Centralの記事Softpediaの記事)。

購入済みアプリのページをMicrosoft Storeで開くと、そのアプリがインストールされていない環境では「インストール」ボタンが表示されてインストールが可能になる。しかし、ExcelやWordの場合は「インストール」をクリックすると既定のWebブラウザーが開き、Click-to-Runインストーラーがダウンロードされるのだという。このインストーラーを実行するとデスクトップ版のOfficeアプリがインストールされることになる。このインストーラーはSモードが有効になったWindows 10でも使用できるそうだ。

UWP版のOfficeアプリがインストールされている環境ではMicrosoft Storeから更新プログラムが提供され、「起動」ボタンから起動することもできるが、Click-to-Runインストーラーでインストールした場合にはMicrosoft Storeでアプリを管理することはできなくなる。未購入の場合は「入手」ボタンが表示されず、新たにMicrosoft Storeで購入することはできない。「Office 365の購入はこちら」というボタンも表示されるが、クリックするとWebブラウザーで購入ページが表示される。なお、米国版のMicrosoft Storeでは現在もOffice 365 Home/Personalを購入可能となっている。

Microsoftは今後も引き続きOfficeをMicrosoft Storeで見つけることができ、未インストールの場合はWebサイトからインストールできると説明しているとのことで、手違いで変更されたわけではなさそうだ。Microsoft Store(Windowsストア)では2017年末にGroove Music Passのサービス終了に伴ってデジタルミュージックの販売を終了し、今年4月には電子書籍の販売を終了している。アプリストアとしても成功しているとはいいがたく、Softpediaの記事ではMicrosoft Store自体が終了してしまう可能性も指摘している。
13902256 submission
変なモノ

米バーガーキング、メンタルヘルス月間に合わせて「Real Meals」キャンペーンを開始

タレコミ by headless
headless 曰く、
米バーガーキングがメンタルヘルスアメリカ(MHA)と提携し、「Real Meals」キャンペーンを開始した(MHAのプレスリリースバーガーキングのツイートFOODBEASTの記事TODAYの記事キャンペーン動画)。

メンタルヘルス月間の開始に合わせて5月1日に始まったキャンペーンでは、MHAのロゴが入ったセットメニューの持ち帰り用ボックス「Real Meal Box」を一部の店舗で提供する。Real Meal Boxは5種類。「いつでもハッピーな人はいない」として、ワッパーセットを注文した際に「Pissed (怒っている)」「Blue (悲しい)」「Salty (苦しい)」「YAAAS (抑えきれないほど興奮している)」「DGAF (気にしない) 」から気分に合わせて選ぶことができるとのこと。マクドナルドの「Happy Meal」(日本では「ハッピーセット」)を意識したものだと指摘するメディアも多いが、Real Mealにおもちゃは入っていない。
13902276 submission
Firefox

Firefox 66.0.4 リリース、拡張機能全滅問題を修正

タレコミ by headless
headless 曰く、
Mozillaは日本時間6日、デスクトップ版およびAndroid版のFirefox 66.0.4および、Firefox ESR 60.6.2をリリースした(Mozilla Add-ons Blogの記事デスクトップ版リリースノートAndroid版リリースノートESRリリースノート)。

Firefoxでは4日から中間証明書の期限切れにより、すべてのアドオンが無効化される問題が発生。デスクトップ版ではFirefox調査のシステムを利用した修正が同日中に提供されたが、Android版やESRなどには適用できなかった。今回のリリースはこの問題の修正のみが含まれており、いくつかの問題が残っているものの月曜日までに提供したいとして緊急リリースしたとのこと。今回のリリースにアップデートすると証明書チェーンが修復され、無効化されたアドオンは自動的に復元される。

残されている問題点としては、少数のアドオンが復元されないままとなり、再インストールが必要になること(Bug 1549129)、テーマが再有効化されない場合は手動で有効化する必要があること(Bug 1549022)が挙げられている。また、ESRを含むデスクトップ版では、Containers機能を使用するアドオンでサイトデータや設定が失われること(Bug 1549204)、アドオンでカスタマイズしたホームページや検索設定はデフォルトにリセットされること(Bug 1549192)が挙げられており、それぞれ再設定が必要になるとのことだ。
13902299 submission
日記

井戸書店での松宮宏『アンフォゲッタブル』発刊記念トーク&ジャズの夜参加レポ

タレコミ by minato_nakazawa
minato_nakazawa 曰く、
4月29日に偶々表記イベントの開催を知り,楽しみにしていた。歩いて行ける場所で,こんな素晴らしいイベントがあり,とくに予定が入っていない以上,行かないという選択はありえない。

18:50頃に井戸書店に着いたが,席は8割くらい埋まっていた。1000円払って,水かハイボールかビールから選べたのだが,まだ酔いたくなかったので水を貰った。

19:05頃満席となったところで『アンフォゲッタブル』(鐵人三國誌に書いたが,神戸を舞台にした美味しい話を書かせたらピカイチな著者だが、今回はジャズを軸に据えた胸が熱くなる展開に泣けた傑作であった)の著者である松宮宏さんが登場した。井戸書店の店主さん(たぶん)からの,床を木製にしたので棚を可動式にしてイベントスペースを作ったという説明に続いて,掛け合いのような形で,これまで松宮さんが書かれた神戸や姫路を舞台にした小説の着想や小ネタについての話が進んだ。発売直後に行われたトークライブに飛び入り出演した神戸市長って,なかなか粋な方なんだな。

『アンフォゲッタブル』の主人公が12歳でトランペットとともにひとりぼっちになってしまったときに支えになった曲がClifford Brownの「I remember」だったという一節の朗読(そごうで物産展を担当している市職員の方? が朗読された)に続き,Ruffのお二人が演奏された。

アコースティックギターの「けんちゃん」(とサックスの女性が何度も呼んでいた)とサックスの女性のデュオなのだが,本が吸音材になってもっとdeadな音場空間になるかと思ったが,想像以上に良い響きがしたのは,たぶん木の床だからだろう。いやもちろん楽器や演奏も良いのだと思うが。

その後も『アンフォゲッタブル』に出てきたネタの着想元や取材先から得た情報を少し話された後(たぶん『アンフォゲッタブル』の栞さんのモデルはRuffの女性サックス奏者だと話されていたような気がする。「けんちゃん」は唇がぶあつくなかったしトランペット奏者ではないから主人公のモデルではないはずだが),今度は「けんちゃん」がアンパンマンミュージアムの裏で主人公がトランペットを練習しているシーンを読んで思いついて作った,出来たてほやほやの曲として「ピース」がギターソロ曲として演奏された(曲の感じから言って,たぶんPeaceなのだと思うが,もしかしたらPieceかもしれない)。ギターの音がメチャクチャ良かったし,メロディも美しかったので,音源が欲しくなってしまった。

その後暫くして松宮さんの話は一段落して,ここからはRuffのライブです,ということで,ミニライブが行われた。Ruffのお二人は塩屋にお住まいで,スタンダードではなく,ライブではほぼオリジナル曲を演奏するという話だった。

1曲目の「After sunset」はサックスとギターが語り合うように夕暮れから夜に楽しくお喋りするといった感じの曲,2曲目の「Clap」はアップテンポで客席も手拍子して盛り上がる曲,3曲目は「Potato and beans」というお二人のイメージを投影したという曲で,これも仲睦まじい掛け合いを手拍子で盛り上げる曲で,どれも大変楽しかった。自然にアンコールがかかり,「Unforgettable」のショートバージョンに続いて,塩屋の家への帰り道で思いついて作ったという「家路」という,何となくオシャレで楽しげな曲でフィナーレとなった。

その後質問コーナーがあったのでAIの着想はどこから得たのか尋ねてみたところ,テレビ番組で石黒教授とアンドロイドを見て面白いと思って調べたのがきっかけだったというお答えだった。執筆場所とか神戸出身の某美人女優(『アンフォゲッタブル』の中でも微妙に仮名にされているので敢えて名前は書かない)についての質問があってトークショーはお開きとなった。何というか,Unforgettableなイベント(うまいこと言った)。

明日も午後2時から無料の落語会があって,2番手で店主さんも登場されるそうだが,時間的にこれは行けないかなあ。しかし歩いて行けるところに,こんなに面白い本屋さんがあるとは,新長田に引っ越して良かった。

ちなみにRuffを検索したらFacebookページがあって,今日のイベントについてのエントリがあったので,音源販売はしていないのか尋ねるコメントを書いてみた。ここによると1st albumは製作されているらしいのだが,購入方法がわからない。

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教育

Predatory Journals対策

タレコミ by minato_nakazawa
minato_nakazawa 曰く、
メールチェックしたら,American Journal of Nursing Science (http://www.nursingscience.net)というところから,Nurse Education Todayに載った論文を読んでオファーするのだが我が誌で特別号のエディタやりませんか,というメールが入っていた。

こういうオファーは大抵,いわゆるpredator journalからのセールスなので無視するが,看護分野では,三重大学の谷村さんが書いている(本文pdfは,リンク先の「機関リポジトリ」からダウンロードできる)ように,INANEというホワイトリスト(ここに載っていれば信頼できる雑誌であるというリスト)が存在し,Aで始まるジャーナルの中にAmerican Journal of Nursing Scienceはなかったので,信頼できるとはいえないようだ。

Journal Citation Reports (JCR)に載っていてImpact Factor (IF)が付いているような雑誌ならまず安心だが,IFが付くかどうかは,有力な出版社から出ているかとか,米国図書館業界との付き合いがあるかといったことと関係があり,日本熱帯医学会の英文誌も長年努力を続けて,漸く候補に入れて貰えるようになった(まだIFは付いていない)くらいハードルが高いものなので,IFが付いていないとダメだという判断はできない。学問の分野によっては,トップジャーナルでもIFが付いていない場合もあるので,ホワイトリスト方式には限界がある。

日本では通称ハゲタカジャーナルと呼ばれたpredatory journalsとは,peer reviewedのまともな学術雑誌のような体裁をとりながらも,内容はほぼチェックされずに高額な掲載料を著者から得ることでビジネスモデルが成立している雑誌群のことで,ほぼそれだけを狙って作られたような出版社さえ存在する。とくにオンラインのみのOPEN ACCESSをうたうものに多い。米国の図書館学芸員というか司書というべきか,ともかくlibrarianなJeffrey Beallがそれらのビジネスの興隆を指摘しブラックリストを作って公開した(経緯は国立国会図書館のCurrent Awareness Portal記事参照)ことで世の中に知られるようになった。カウンターアクションがあったり,いろいろ揉めたりしたことが原因か,2017年にBeall自身が作っていたリストやコロラド大学のBeallのページは消滅したが,Beall's Listなど,後継的なプロジェクトは存在する。5月1日付けのTHE SCHOLARLY Kitchenの記事Cabell’s Predatory Journal Blacklist: An Updated Reviewに紹介されている,Cabellのブラックリストは,矛盾も含んでいたBeallのリストを置き換える目的で作られたものとのこと。

おそらく,ホワイトリストに見つけられなかった場合は,これらの複数のブラックリストをチェックして,怪しくないかを確認するというのが,現実的な対策だと思う。

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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

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