GoogleやFacebookがニュース記事利用で47億ドルの収益。メディア連合は法律の制定で条件の
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
ニュースビジネス業界では、過去10年間で何万人ものジャーナリストが仕事を失うこととなった。しかし、ニュース自体の需要はこれまで以上に旺盛だ。最新の研究によれば、 Googleは2018年、ニュースパブリッシャーのコンテンツから47億ドル(約5100億円)の売り上げを得たという。しかし、米国のすべての報道機関は、業界全体の広告収入は大幅に減少している。
米ニュースメディア連合は、調査結果はコンテンツを制作しているパブリッシャーではなく、Googleに還流するお金が増えているということだと意見を表明した。対してGoogleは、「GoogleニュースとGoogle検索は毎月、クリックを100億回以上生み出し、サブスクリプションと大きな広告売上をもたらしている」と反論した。
しかし、事実は変わらない。GoogleとFacebook は、米国のデジタル広告収入全体の約60%を占め、かつてニュースメディアの活力であった何十億ドルもの収入を減らす結果になった。また、Reutersの報道でもオンラインニュース有料購読が6年間広がっていないことが分かっている。ニュースメディア連合はGoogleやFacebookとよりよい条件を交渉するため、法律の制定を求めたという。4月には法律を制定する米議会に、「Journalism Competition and Preservation Act(ジャーナリズムの競争と保護に関する法律)」という法案が提出されている(USA TODAY、CNET、INTERNETWatch、Slashdot)。