ニューヨークの地下鉄では今もOS/2が使われ続けている
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
ニューヨーク市内の地下鉄では、毎日570万人の利用者がいる。このメトロポリタンの地下鉄システムを現在も支えているのが「OS/2」だという。90年代初頭にリリースされたOS/2は消費者市場では失敗した。にもかかわらず頑強なことから、産業システムおよび企業システムでは長い間、使われ続けている。
もっとも、鉄道システム内にはOS/2用のユーザー向けアプリケーションは存在しないという。OS/2が使われているのは、メインフレームのデータベースと、地下鉄やバスで日常的に使われているシンプルなコンピュータを繋ぐ役割をしているだけだ。しかし、それだけに利用されている箇所は多いようだ。地下鉄を運行しているメトロポリタン・トランスポーテーション・オーソリティーは、変更は多大な費用がかかるため、OS/2の更新については諦めることにしたという(Tedium、Slashdot)。