高松塚古墳,壁画保存の為に解体へ。
タレコミ by KAMUI
KAMUI 曰く、
文化庁の「国宝高松塚古墳 壁画恒久保存対策検討会」が奈良県明日香村の「高松塚古墳」の石室を全面解体する検討に入っている事が伝えられている。
高松塚古墳は 1972年の調査で極彩色壁画(国宝指定)が発見された事から古墳全体で「特別史跡」に指定されている。漆喰の上に描かれた壁画には保存処理が行なわれ,石室内の温度・湿度を安定させて壁画の劣化を防ぐ為の空調設備も設置されている。
だが,近年になって雨水や虫の浸入・カビの発生によると思われる壁画の劣化が確認された事から,壁画の保存をどう行うかについて検討を続けてきた検討会作業部会では「現地保存では壁画の劣化を食い止められない」「保存の為の壁画の剥ぎ取りも困難」として『古墳を解体し石室の石壁ごと壁画を保存すべき』との意見が多数を占めているという。
なお,サンケイの記事や読売の記事にもある様に石室の解体には墳丘の大半を掘削する必要があり,この方法が実行された場合には壁画の保存と引換に古墳自体は失われる事になる。