排卵を引き起こす酵素を世界で初めて発見
タレコミ by yosuke
yosuke 曰く、
MSN-Mainichiの記事とasahi.comの記事によると、北海道大学の高橋教授らの研究グループは、メダカを使って動物の排卵を引き起こす酵素を世界で初めて発見し、米科学アカデミー紀要で発表した。
脊椎動物の卵巣には、卵子を内部に含む卵胞という袋状の構造物がある。排卵の際には、この卵胞を包む卵胞膜が破れ、中から卵子が放出される。この過程に酵素が関係していることは約100年前に予言されており、多くの研究がその酵素の同定を目指してきていた。 著者らは、メダカから摘出した卵胞は試験管内でも排卵することに着目し、実験系を構築した。この試験管内実験系に種々の阻害剤を加え、排卵率に及ぼす影響を調査した。その結果、gelatinase A, MT2-MMP, MT1-MMPの3種類の酵素が関与していることがわかったという。内容については、昨年の記事になるが高橋教授による解説に詳しい。
この酵素はマウスやヒトにも存在しているため、今回の発見は、ヒトを含む哺乳類の排卵メカニズムの解明にも応用できると考えられる。また、排卵障害による不妊症の原因解明にも役に立つのではないか、と期待される。