日本の冒険者「はやぶさ」、まもなく小惑星到着
タレコミ by Jubilee
Jubilee 曰く、
2003年5月に打ち上げられた日本の旧宇宙科学研究所(現宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究本部)の小惑星探査機「はやぶさ」が、まもなく目的地の小惑星1998SF36に到着します。宇宙科学研究本部のサイトによると、6/28現在、地球からの距離は2AUを超える 370,996,785km、目的地までの距離は月よりも近いわずか 171,159kmです。
この小惑星1998SF36は ITOKAWA という固有名を持ち、これはもちろんペンシルロケットで知られる日本宇宙開発の祖である故糸川英夫博士を記念してのものです。糸川博士は戦前中島飛行機で陸軍戦闘機「隼」の開発に携わっていました。その弟子・孫弟子たちが、師の手による傑作機の名を冠した探査機により、師の名をもつ星へ到着しようとしています。参考:糸川秀夫のホームページ
非常に野心的な機体である探査機MUSES-C「はやぶさ」は、世界初のイオンジェット推進システムを主機関として搭載し、往路の長旅でこれは完璧に機能してきました。まもなく行われる次の挑戦は、直径わずか500mほどと見られる小惑星に対するサンプルリターンです。金属球を打ち込んで破砕した小惑星表面の物質を回収する予定です。さらに復路の長旅を経た後には、惑星間軌道から直接地球大気圏に突入するという挑戦も控えています。
昨日正式運用を開始した「ひまわり6号」の成功に続き、宇宙の海を渡って星への旅を行っている日本の冒険者「はやぶさ」も成功するよう祈ろうではありませんか。