FBI、任天堂の情報をリークし続けたハッカーを逮捕
米任天堂のサーバーをハッキングし、「Nintendo Switch」(2017年3月発売)に関する詳細を発表前にリークした罪や、児童ポルノ画像を所持していた罪で起訴されていた米国人の男が先月31日、罪を認めたそうだ。シアトルの連邦地方裁判所の裁判記録によると、ライアン・ヘルナンデス被告(21)は、「Nintendo Switch」に関する情報を発表前にリークしていた。
米司法省によると、ヘルナンデス被告と共犯者1人は2016年、「フィッシング」攻撃を使って任天堂社員1人をだまし、ログイン情報を入手した。この情報を元に、「Nintendo Switch」に関する機密ファイルや情報をダウンロードしてリークした。
2017年当時、ヘルナンデス被告は18歳未満で、カリフォルニア州で両親と暮らしていた。自宅を訪れたFBIに対し同被告は、ハッキングを止めると述べ、もし続けたらどうなるかは理解していると話したが、ハッキング活動を再開、逮捕に至ったという。押収されたものからは児童への性的虐待が撮影された1000以上の画像や動画も見つかった。司法取引に従い、検察側は被告に禁錮3年を求刑するが、児童ポルノを所持していたことから、裁判官が禁錮20年を言い渡す可能性があるとしている(BBC、slashdot)。