3月のWindowsバージョン別シェア、Windows XPが10か月ぶりに増加
StatCounterの3月分Windowsバージョン別シェアデータによると、Windows XPが10か月ぶりに増加したようだ。
Windows XPのシェアは0.24ポイント増の1.39%。過去6か月で最高シェアとなり、Windows 8(1.19%、-0.11)を上回って4位に上昇した。上位では1位のWindows 10が初めて70%を超える70.98%(+1.75)となり、2位のWindows 7は21.21%(-1.92)、3位のWindows 8.1は4.63%(-0.06ポイント)まで減少した。Windows XPの増加は中国での急増(13.32%、+9.13)が大きいとみられるが、フランス(1.11%、+0.23)やカナダ(1.13%、+0.22)、米国(0.92%、+0.14)など、わずかながらも増加している国は数多くみられる。なお、米国ではWindows Vistaの増加幅(+0.91)が最も大きく、再び2.36%まで増加している。
Windows XPのシェアを日単位でみると、3月12日にはっきりとしたピーク(0.53%、前日から3.20ポイント増)があり、この日だけWindows 8.1を上回る3位に上昇している。このピークも中国で特に大きく、44.14%(前日から19.13ポイント増、以下同)で1位に上昇しているが、同様のピークはフランス(+2.90)や米国(+2.42)、カナダ(+1.13)など多くの国でみられる。3月12日は前日にWHOが出したCOVID-19パンデミック宣言に関連するニュースでもちきりだったが、Windows XPの増加との関連は不明だ。
デスクトップOS全体ではOS X(18.34%、+0.64)のみが増加しており、Windows(77.10%、-0.12)やLinux(1.71%、-0.20)、Chrome OS(1.24%、-0.26)は減少している。全プラットフォーム総計でもAndroid(38.61%、-0.29)とWindows(34.96%、-0.33)は減少し、iOS(15.63%、+0.66)とOS X(8.30%、+0.23)は増加している。
一方、Net ApplicationsのデスクトップOSバージョン別シェアデータ3月分では、Windows XPが0.13ポイント減の1.23%となっている。増加幅が大きかったのは2位のWindows 7で1.01ポイント増の26.23%、3位のWindows 8.1は0.21ポイント増の3.69%。このほかのOSバージョンで増加したものはなく、1位のWindows 10も0.03ポイント減の57.34%となった。デスクトップOS種別ではWindows(89.21%、+1.00)のみが増加し、Mac OS(8.94%、-0.48)やLinux(1.81%、-0.45)、Chrome OS(0.42%、-0.02)となっている。
Steamでは、Windows 7 64 bitが5.72ポイント減の6.67%となり、ついにシェア1桁となった。32ビット版との合計では6.11ポイント減の7.02%。Windows 10 64 bitは5.32ポイント増の85.69%、32ビット版との合計では5.35ポイント増の85.88%となっている。Windows全体では95.33%(-0.69)、OSXは3.80%(+0.65)、Linuxは0.87%(+0.04)となった。
