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2021年5月 記事 / 日記 / コメント / タレコミ
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2021年5月3日のタレコミ一覧(全13件)
15274667 submission
月

NASA、SpaceXとの有人月着陸システム契約を一時停止

タレコミ by headless
headless 曰く、

NASAがSpaceXとの有人月着陸システム(HLS)契約を一時停止したそうだ(GeekWireの記事The Vergeの記事SlashGearの記事)。

NASAのHLS契約はSpaceXのほか、Blue Originを中心とした「国家代表チーム」とDyneticsの3者が候補になっていたが、NASAの今年度予算が要求額の4分の1しか認められなかったこともあり、4月にSpaceXのみが選定された。

しかし予算が縮小されたとはいえ、2者と契約する意思を示していたNASAがSpaceXのみを選定した過程に問題があったとして、Blue OriginとDyneticsが米会計検査院(GAO)に抗議している。Blue OriginがGAOに提出した文書(PDF)によれば、単独契約により競争や冗長性が失われること、SpaceXの独占により米国内の宇宙産業が危険にさらされること、NASAが予算の縮小をSpaceXのみに伝えていたことなどを問題として挙げている。

NASAの民間開発プログラムでは従来、複数契約で競争と冗長性を維持し、弾力性を確保してきた。次期NASA長官候補としてジョー・バイデン大統領に指名されたビル・ネルソン元上院議員は、HLSプログラムでどのように弾力性を確保するのかマリア・キャントウェル上院議員から質問され、「競争は常に良いことだ」と答えている(キャンとウェル氏のプレスリリース)。

GAOは100日以内に2社による抗議の是非を決定する。そのため、NASAではGAOの決定が出るまでSpaceXとのHLS契約を保留にする一方で、持続可能な月探査輸送サービス(LETS)の開発に向けた情報提供依頼書(RFI)を4月28日に発行した(NASAのニュース記事)。

15274669 submission
プライバシ

英情報コミッショナー事務局、ユーザーの意図に反した追跡を損害と認めなければデータ侵害を取り締まれなくなると示唆

タレコミ by headless
headless 曰く、

英情報コミッショナー事務局(ICO)が英最高裁に対し、ユーザーが自分のデータをコントロールできなくなることを「損害」と認めなければデータ侵害を取り締まれなくなると示唆しているそうだ(The Registerの記事[1][2]HackReadの記事)。

本件はGoogleがiPhoneのSafariでデフォルト設定のサードパーティcookieブロックを迂回し、ユーザーを追跡していたことについて2017年に提起された代表訴訟に関するものだ。一審では訴えが認められなかったが、二審で逆転したため、Googleが上告していた。ICOは訴訟当事者ではないが、代理人の弁護士が第三者として訴訟に加わっている。

オプトイン方式の日本の集団訴訟とは異なり、英国(イングランドとウェールズ)の代表訴訟は同じ損害を受けたすべての人を原告代表が代表する点で米国のクラスアクション訴訟に近いものだが、代表される全員がまったく同じ利害関係を持つ必要があるという。そのため、Google側はユーザー追跡による損害を受けた人が何人いるか確認しようがなく、訴訟は棄却されるべきだと主張しているとのこと。

しかし、ユーザーの意図に反してWebアクセスを追跡すれば、ユーザーが自分のデータをコントロールできなくなることになる。そのため、ユーザーの意図に反する追跡自体が損害と認められなければ、データ侵害が発生してもデータの悪用による被害が発生しない限り取り締まれなくなる、というのがICOの弁護士の見解のようだ。

15274670 submission
日本

JR越後線普通列車、橋の上でブレーキが誤作動して4時間以上立ち往生

タレコミ by headless
headless 曰く、

JR越後線で2日、普通列車がブレーキの誤作動により橋の上で約4時間20分にわたって立ち往生するトラブルが発生したそうだ(BSN Newsの記事新潟日報モアの記事)。

トラブルが発生したのは2日13時50分頃。青山駅と関谷駅の間の関谷分水路に架かる橋の上でブレーキが作動し、停車したという。午後6時過ぎに後続の普通列車を連結し、関谷駅まで押して移動。閉じ込められていた乗客93人にけが人や体調不良者などは出ていないとのことだ。

15274722 submission

某社が人種差別や差別・憎悪に基づく行為を行った従業員を解雇

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
米ボーイングは従業員に人種差別や差別・憎悪に基づく行為があったとして65人を解雇した。デーブ・カルフーン最高経営責任者(CEO)が昨年6月に表明した一切の差別を容認しない「ゼロトレランス」の方針に基づく措置。  ボーイングは2025年までに米国で黒人の割合を20%増やしたいと考えているが、それでも従業員全体の8%にも届かない。

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15275118 submission
インターネット

ワクチン接種の予約受付におけるサーバ負荷について

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
各自治体でCOVID-19に対するワクチン接種の予約受付が続々開始されているが、とくに多数の接種希望者の殺到が予想された大都市では期待を裏切らず、あちこちで住民からの不満の声が渦巻いているようだ(八王子市川崎市世田谷区の各事例)。これら報道の中でとりわけ興味深かったのは、横浜市の事例で、具体的に予約受付サーバにおける瞬間的負荷が報じられていたことだ。それによると、

1分あたり最大100万件のアクセスを想定していたが、開始直後に200万件のアクセスがあった

とのことであり、秒間1万6千強の要求を想定していたところ、実際には3万3千あまりの要求があったことが伺える。

タレコミ主は瞬間的な高負荷が予想されるような大規模サーバの構築に携わったことはないが、通販サイトの構築の一端を担った経験から、静的なレスポンスを返すだけの単純な処理にとどまらずバックエンドのDBでのトランザクションを含めた処理も考慮しての高負荷処理への対応はそもそもどの程度まで可能なのか、技術的観点から興味がある。ざっと調べたところ、あるネットゲームでは秒間10万のトランザクションが可能ということなので、横浜市の事例は十分対応可能範囲内に収まる計算にはなる。そうなると、いま巷で起きているような事象は、単に選定業者のあてが外れたということになりそうだが、実際のところどうなのだろうか。

サーバへの高負荷リクエストが話題になった関連ストーリーとして: Web ページに対する、高頻度アクセスはどこまで OK ?


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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」

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