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バイオテック

馬はコウモリに近い動物と判明

タレコミ by clausemitz
clausemitz 曰く、
読売新聞の記事によりますと、 岡田典弘東工大大学院教授らによる遺伝子(DNA)分析により、 牛、豚、馬などのヒヅメを持つ哺乳類のうち、馬だけが 別の起源を持ち、牛や豚よりも、犬や猫、コウモリ(!)に近い ことが判明しました。
研究チームは、進化の過程でDNAの中に入り込み、その後は決して 抜け落ちずに子孫に伝わる短い配列「レトロポゾン」を手がかりに、 哺乳類全般のDNAを分析した結果、馬、犬猫の仲間(食肉目)、 コウモリだけに特徴的なレトロポゾンが挿入されていることを突き止めました。
その結果、進化の過程では、他の哺乳類から馬・食肉目・コウモリの共通祖先が まず独立、コウモリ、食肉目の順に枝分かれした後、 最後に馬が独自にひづめを持ったという筋書きになります。
同じ祖先から飛翔や捕食、疾走のできる動物が多様化したのは、 大陸の分裂などで、このグループが孤立するような出来事があったと推測されます。
岡田教授らは、この3系統をまとめて、翼を持つ想像上の馬「ペガサス」と 食肉目の仲間を指す分類名を合わせて「ペガソフェラエ類」と呼ぶことを提唱しています。

実はタレコミした本人はコウモリが嫌いではありません。あのクリクリっとした目は とてもかわいいし、本当に馬そっくりのお顔の種類もいるのですが、まさか 本当に馬と近縁だったとは思いもしませんでした。
これからはコウモリを見たらペガサスの子孫と思うことにしましょう。
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家

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