国際化された XTerm を目指して
タレコミ by kubota
kubota 曰く、
XFree86 の i18n メーリングリストに流れていた記事だが、luit が XFree86 の CVS ツリーに統合されたらしい。 luit とは、tty にかぶせて Unicode とその他のエンコーディングの変換をするプログラムで、たとえば UTF-8 XTerm に luit を (EUC-JP モードで) かぶせるとあら不思議、EUC-JP XTerm に早変わり、というもの。将来的には XFree86 XTerm をいじり、XTerm から直接 luit を起動するようにしようと考えているようだ (ただし、上記の記事にあるように、少なくとも XFree86 4.3.0 以降になる) (このメールの safe sex 云々の箇所参照)。ぼくも一時 XTerm の改良に凝った時期もあったが、関係者の意見の相違が大きすぎ、採用してもらうところまでこぎつけることができなかった。
luit は、それほどたくさんのエンコーディングをサポートしているわけではないことの注意。また、luit を使って実現した EUC-JP XTerm は、全角と半角が、日本人がふだん親しんできたものとは異なってしまい、curses ベースのソフトウェアがうまく動かない。このへんについては、文字幅を指定するエスケープシーケンスを導入するという提案 (英文かつ長文注意。ぼくもきちんと読んでいない) がなされているが、本当に使いものになるのかどうかは未知数だ。
などなど、問題はあるが、活発な XFree86 メンバー (つまり、自分で作ったものを将来にわたってメンテしていく意思がある人) からこういったものが出てきた意義は大きい。今後、これがどうブラッシュアップされていくか、それとも根本的欠陥が見付かってぽしゃってしまうのか、少なくともここに挙げたような問題がどう解決されるのか、見守っていきたい。