実はずれていた(?)EACのオフセット計測
タレコミ by 2channeller
2channeller 曰く、
音楽CDをリッピングしてPCをジュークボックス代わりにして楽しんでいる方は多いと思います。リッピングソフトは数多くありますがその中で"Exact Audio Copy" - 通称EACは正確なオフセット計測ができるツールとして定評があります。
CDのリッピング時、どこからデータを読み始めるかはドライブごとに微妙に違います。そこでもし音楽CDを完璧にコピーしたい場合、ドライブごとのずれ(オフセット)を計測してその分差し引きしなければなりません。EACはすでに正確にオフセットが判明しているドライブを利用して、あるリファレンスとなるCDを計測してデータを蓄積してあり、ユーザはそのリファレンスCDでテストすることにより自分の持っているドライブの読み込み開始オフセットを正確に知ることができました(この辺適当なので詳しい人のツッコミを求む)
ところがにゃおでぃお - 日記 : 音楽CDのオフセットが実は30サンプルずれていた by nyaochiによると、その正確無比なオフセット計測が実は最初からずれていたようなのです。
この問題で面白い(というか耳が痛い)所は、EACの作者Andre Wiethoff 氏はCDリッピング界(?)の権威であり、EACが指し示すオフセット値は絶対正しいだろう……と皆が思い込んでいたのが原因かどうかは知りませんが、多くのツール(Plextor社のPlexToolsですら!)がEACのずれたオフセット値を元に作成されてしまっているところです。今さら修正しても影響が大きいので、このまま間違った値をEACの仕様とする様子。まあ関連するツールがすべて同じ基準を用いていれば問題ないですものね。でも個人的には正確さが売りのEACが間違っていたなんて……ビックリしました。