「はやぶさ2」プロジェクトサイトが来期予算計上を強く訴える。
タレコミ by SS1
SS1 曰く、
はやぶさプロジェクトサイトで,はやぶさ近況報告とともに,「はやぶさ2」の実現のために,来期概算要求への「はやぶさ2」予算計上を強く訴えている。「はやぶさ2」ミッションは,「はやぶさ」とほぼ同一の構成で,C型の小惑星を探査する,はやぶさプロジェクトマネージャーの川口淳一郎氏が提案している計画である。これまで米国で「はやぶさ」がとても高く評価されているのは,ご存知のとおり。NASAでは,JAXAの「はやぶさ2」計画とほぼ共通の持つOSIRISミッションの検討開始に着手している。OSIRIS予算は「はやぶさ2」計画の4倍である。そして,OSIRISの目的として,NASAは「世界初の小惑星サンプルリターン」を公然と掲げており。前述のサイトでは「「はやぶさ2」が2007年に開始できないと、OSIRIS が最終選抜された時点では、追いつけません。」と悲痛な意見を表明している。
このまま来期予算がつかないとどうなるのか。たとえばこんな感じ:
2007. OSIRISミッションが開始
2011. OSIRIS打ち上げ
2015. はやぶさが帰還
2016. はやぶさ2に着手
2017. OSIRIS帰還
2021. はやぶさ2打ち上げ
202x. ...
第一に,はやぶさミッションはサンプルリターンに成功する確率より,失敗する(あるいはすでに失敗している)可能性がずっと高くなっていることがあげられる。そして,再突入/回収技術においてNASAは大きくリードしている。つまり,世界で初の小惑星サンプルリターンに成功する可能性は,すでにNASAのほうがより大きい。
では,OSIRISミッションに協力すればよいのではないかという考えもある。が,その場合のJAXAは,たとえばIceCubeプロジェクトのように要素技術を提供するだけの立場になるだろう。また,実際にOSIRISミッションに参加することになれば,当然「はやぶさ2」の予算は削られることになる。そうして,ミッションの独自性,先行性が失われた結果,「はやぶさ2」ミッションの価値も減ずることになる。
そのとき,はたして「はやぶさ2」があるのか? といえば,けっこう微妙になっているわけだ。