「はやぶさ」、試料容器の格納・蓋閉めに成功
タレコミ by ultra_hawk_1
ultra_hawk_1 曰く、
リポDで乾杯だ 部門
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙科学研究本部(ISAS)の「宇宙ニュース」によると、探査機「はやぶさ」の試料容器のカプセルへの格納、及びカプセルの蓋閉め運用が成功した。運用成功を伝える宇宙ニュースはかなりの長文で、リチウムイオン二次電池(はやぶさで初めて宇宙用が搭載された)の特性、試料容器の格納方法、予想された問題点、実際の運用など、細かく記述されている。「はやぶさ」運用チームは、昨春の通信回復後に故障が発覚したバッテリの再充電を昨秋から今月まで継続したのち、1月17~18日に「はやぶさ」探査機内の試料採取容器を地球帰還カプセルに搬送、収納し、外フタを密閉する運用を実施しました。その結果、バッテリを使った形状記憶合金などの稼動部品は、すべて正常に動作したことが確認されました。
はやぶさのリチウムイオン二次電池は、11/26のイトカワからの離陸後の電源断の際に一部のセルが過放電を起こしていると伝えられていた。再充電は危険と言われていたが、地上試験や探査機上での試験により、生き残っている7つのセルに対して安全に充電する事が可能になった。その電力からの熱により形状記憶合金を変形させ、予定通りの蓋閉め作業に成功した模様である。
今後、2月~3月の間に始まる地球への帰還のため、探査機の姿勢制御プログラムなどの変更が行われる予定。
惑星協会のEmily LakdawallaによるBlogによると、という事で、「Z軸リアクションホール」「キセノンコールドガススラスタ」「キセノンイオンエンジンの偏向」によっての姿勢制御により帰還が行われる。That means attitude control will not be very precise and "the trajectory of return trip is expected to be fairly jagged (Prof Kuninaka, JAXA)".
訳: つまり、姿勢制御はあまり正確でありません、そして、「帰りの旅の軌跡は、かなりジグザグである」(ISAS國中教授、イオンエンジン担当)。
もちろん、試料容器に何も入っていない可能性もあるのだが、帰還・回収への関門の一つを無事に通過したという事を素直に喜びたい。
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