公害等調整委員会、出し平ダム排砂訴訟における漁業被害の因果関係の裁定を行う
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
総務省の公害等調整委員会が、 黒部川の関西電力「出し平ダム」から排出された土砂と下流で発生した漁業被害との因果関係について、 「漁獲量減少との関係は認められないが、養殖ワカメの収穫不振との関係は認められる」との裁定を行ったと 毎日新聞が報じている。 北アルプスを縦貫する黒部峡谷から発生する大量の土砂を排出する目的で 出し平ダムには日本初の排砂ゲートが装備されているのだが、 平成3年に行われた初の排砂放流にてヘドロが流されて漁業被害が起きたとされ、漁業関係者との間で訴訟になっていた。 その訴訟において、富山地裁が公害等調整委員会に原因裁定を嘱託し、その裁定が今回出たわけである。 漁獲量との因果関係を認めなかったのは、不漁が一部の種類だけだった点、漁の海域が黒部川河口から遠いということが理由とのこと。 Wikipediaの連携排砂の項目が詳しいのだが、 ある程度の土砂がヘドロ化して堆積するのはダムの宿命であり、海の砂漠化とも言われる黒部川東部沿岸域のようにならない 手法はないものかと思う。