国産OS Mona OS が関数型言語 Scheme のシェルを搭載してリリース
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
"2ちゃんねるで誕生し、ひげぽん氏を中心に開発されている国産オープンソースOS「Mona」の新バージョン0.3.0alpha9がリリースされた (参考:リリースノート)。
Mona OS公式サイトから、ISOイメージ、QEMUを同梱したWindows用の起動パック、ソースコードをダウンロードすることができる。
前バージョンの 0.3.0alpha8 リリースから約8ヶ月ぶりのリリースだが、ひげぽん氏は IPA 未踏ソフトウェア創造事業の支援を受けて、関数型プログラミング言語 Scheme ベースのシェルの開発を進め、本リリースとなった。
昨今、Scheme、Haskell、Erlang など関数型言語の良さが再発見されつつあるとはいえ、デフォルトのシェルに Scheme を採用した OS というのはなかなか新鮮である。
Mona OS公式サイトで、スクリーンショットが公開されているので実際に見てみると良いだろう。
Scheme は Lisp の方言の1つで仕様が小さくシンプルでかつ柔軟あることが特徴として知られている言語だが この Scheme を採用することで、今まで簡易的なシェルしかなかった Mona OS に、Scheme の特長を生かした柔軟でパワフルなシェルが誕生したようだ。
リリースノートによればなどシェルとしての機能は一通り揃っているようだ。
- シェルスクリプトのサポート
- call-process/start-process(同期/非同期プロセス起動)
- call-with-current-continuation(call/cc)
- lambda式など、Schemeの言語仕様(R5RS)で定められたほとんどの機能
- ( の入力補助
- Emacsライクなキーバインド(C-a/C-e/C-f/C-b/C-k).
タレコミ人としては Lisp の括弧にアレルギーがある人向けに入力補助機能が搭載されているのが喜ばしい。
なお、本リリースではあわせて、標準入出力、プログラミング言語 Squirrel の実行環境の移植、libcの強化など非常に多くの追加がおこなわれている。
Mona OSは国産OSの中でも、着実に開発/進化が進んでおり国内でも有数の活発なオープンソースプロジェクトへと成長しているようだ。
今後の動向にも期待したい。
不具合は開発リーダーのひげぽんの日記まで投稿して欲しい。