坂村健とStallmanとLinus
2001年度武田賞の講演を聞いて来た。工学部門の受賞者が表題の3人。フリーでオープンなソフトウェアの開発方法を広く普及した功績を讃えてとのこと。
講演内容としてはとくに目新しいものではなかったが、細かいところでなかなか面白かったので御報告。ACは、せっかくだから前のほうに座って聞こうとしたのが当たって、他2者の講演のときにACの2列斜め前にRMSが座っていたのを間近でみることができた。RMSは坂村の話はそれなりに聞いていたようだったが、Linusの話の間はほとんどThinkPadにむかってなにやら書きものをしていた。(Emacsの横二分割画面だった。おお、RMSがEmacsを操作している!とACはそれを見ただけで、来てよかったと思った)
坂村の講演の後の質疑では真っ先にRMSが手をあげ、「どこでもコンピュータなんて、警察や政府の監視強化が恐ろしくてやだね。私は携帯電話も持ち歩きたくはないね。」みたいなことを発言。坂村が「それはその通り。技術進歩はいつもジレンマ。究極的にはそれが嫌な人はスイッチを切るしかない」と答えると、それ以上はなにもいわなかったが大きく首を横に振っていた。
Linusの講演の後にも挙手。指名されるとまずは壇上のLinusにむかって、とぼけた感じで"Hello"と挨拶して会場の笑いをとっていた。それで「FreeとOpenは違うんだ。今日は同じ賞を受賞したが私とあなたとは哲学が違うんだ」みたいなことを発言。Linusは苦笑しながら「うん、人はそれぞれだよね」みたいなことをいっていた。あわてて主催者から「お二人の違いは我々としても承知しているつもりでありますが、ともにオープンでフリーな開発を。。。」などと言っていた。(武田賞って、ずれてるんだかすごいんだかよくわからなかったな。)
たしかに3人ともなにかと「闘って」すごい仕事をなしとげてきたと思うけど、RMSを前にすると「闘士」ぶりという点ではあとの二人は霞んでしまうように見えたのはACのRMSびいきがすぎるのかな?
ちなみに、講演内容はすべて近々Web上で公開すると、主催者からアナウンスがありました。