日本のソフトウェア開発者の作業スペースや待遇は劣悪?
タレコミ by entaille
entaille 曰く、
ソフトウェアテストに関する著作が多く、マイクロソフトやSAPやソニーなどで品質管理担当を勤めていた高橋寿一博士はITメディアの記事「遅れた日本のソフトウェア開発 その原因はここにあり!?: 作業環境を改善せよ さもなくば日本のエンジニアは壊滅する!」で、欧米のソフトウェア開発者の作業スペースは、一人6畳ほどの完全個室を自由に使えたりすることがあり、これが開発の生産効率にも影響を与えている筈だと指摘している。
「適切な作業環境(電話を転送したり、あるいは電話の呼び出し音を消したり、作業スペースの個室のドアを閉めることができ、不要な“割り込み”をシャットアウトできる環境)で働くプログラマーの生産性は、普通のオフィス環境下にあるプログラマーより2.6倍も高い」というトム・デマルコ氏の説の紹介し、特に、反論がありそうな「日本は土地代が高くオフィスを保有するコストがかさむため難しい」という意見には、現時点ではベイエリアの方が家賃は高いはず。英ロンドンなんて、もっと高いと指摘して、土地代の問題では無く、やはり日本企業のエンジニアへの扱いの差であることを示している。
加えて、優秀なエンジニアは、そうでは無いエンジニアに対して平均で10倍以上の生産性の差がある点を指摘し、少数精鋭の組織運営の効率の良さを指摘して、規模だけ大きいプロジェクトで、生産性の低いエンジニアを大量に抱えることのデメリットも問題視している。
筆者は、このように待遇を改善したり、優秀なエンジニアを優遇したりして生産性を上げる取り組みを行わないと、数年後には、日本の相対的レベルが下がり、低賃金でありながらも高い能力を発揮する新興国のエンジニアに職を奪われかねないと危惧しているようです。
そこで皆さんに聞きたいのですが、ご自分の作業スペースはどんな感じでしょうか?十分優遇されている?
また、日本のエンジニアにも欧米並の作業環境や待遇を与えるべきでしょうか?