アップルが米音楽小売りで1位に 37
タレコミ by crass
crass 曰く、
ars technicaの記事によると、アップルのiTunes Storeがとうとう音楽小売りで米国1位になったようだ。
記事によれば1月の音楽小売りシェアでiTSは19%で初のトップの座につき、アップルに抜かれたウォルマート・ストアーズ(15%)、ベスト・バイ(13%)、アマゾン(6%)と続く。iTSは去年7月に全米3位になり、今年に入って全米2位になったと発表したばかりだった。トップになるのは時間の問題と思えたが、ここまで速くその時が来たのには驚く人が多いのではないだろうか?
例え話 (スコア:5, すばらしい洞察)
本田美奈子という歌手がいて、白血病で無くなった。みんな活躍してた頃の曲を聴きたいと思い買い求める。ところが、街角のCD屋からは早々に在庫切れ。どんなにがんばっても、再販まで1-2週間かかる。
このときiTunes(Music)Storeががんばって(?)、ランキングが非常に伸びた。ダウンロード販売は、在庫切れ起こさないからね。ZARDの坂井泉水のときも同じ。ほしいときにほしい人へほしいだけ届けられるのが最大のメリット。ダウンロード販売わからない人に、この話が結構通用します。
これに対抗してCDを販売するのに、やれポスター*枚コンプリートだの、付属でDVDつけるのだの(そっちのほうがメインじゃん)やってるようじゃ、そろそろCDもレコードと同じ扱いになるのかなぁ。
-- gonta --
"May Macintosh be with you"
Re:例え話 (スコア:3, 興味深い)
シングルCDの場合は欲しく無いカラオケバージョンも含めての値段と考えると、1曲だけなら安いコーヒー1杯飲む感覚で買えるので非常に気軽に買う事が出来ます。
(特に深夜酔っぱらっている時に懐かしい曲を聴いたときが危ない)
Re:例え話 (スコア:1, 興味深い)
裏を返せば「在庫を抱える心配がない」というメリットもあります。
なので今では中古でしか買えないような昔の楽曲も用意してほしいところ。
#データ化するコストとの折り合いなんでしょうが‥‥。
限定盤ならぬ限定データ (スコア:2, 興味深い)
限定する事による面白い売り方はないですかね?
Re:限定盤ならぬ限定データ (スコア:1)
ただ、限定商法をやったから通常より売れるか、というと微妙な気もしますね。
いつでも買える、ってのがウリのひとつなので。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
オンラインで音楽配信を再販制度に組み込んで、所定の年数は割引できないようにするんでないの?
Re:限定盤ならぬ限定データ (スコア:1)
JASRACは消費者の味方ではないが敵でもないぞ。
Re:限定盤ならぬ限定データ (スコア:1)
消費者と直接的な利害関係に無いと言う意味でも、消費者の悪評じゃ全く揺るがないと言う意味でも。
しかし、タチの悪い事に、その性質を利用して、わざと矢面に立つ時がある。
YouTubeの時とか、みんなJASRAC叩いたけど、あれは見事に踊らされた良い例。
消費者の直接的な敵ではないが、たまに敵を守る無敵の壁になる。
壁は迂回出来るのだが、あまりに目立つ壁なので、皆惑わされる。
Re:例え話 (スコア:1, 興味深い)
ならばCD販売はファーストフード対抗の料理店と同じ戦略が生き残りの術でしょう。
手間を掛けるだけの出来、値段が高いだけの良さ、人間の行動に合った店舗作り(商圏含む)を
追求できるなら繁栄は可能。世の中、ファーストフードだけじゃ味気ないからね。
もっとも、今までと同じではCDショップなんて不要になるけど。
#Amazon等の通販があれば良いって事になる。通販位の多少の手間は許容されることが多いから。
ネット上の音楽ビジネスの多様性 (スコア:3, 興味深い)
物理的なメディアの検索性はだめだめなので、CDショップみたいなビジネスモデルは、
もはや、成立しないと思う。よほどの「おまけ」がない限り、物理的なメディアに
利点は感じないです。
でも、レンタルCDとかネットラジオの安さにはかなわないので、iTMSで買うのでも、
「なにかおまけ」が欲しい気がする。アルバム1枚2千円出す価値は、どこにあるのか?
千円だと、まだ理解出来るんだけど。
iPodを買うと100曲買えるとか、それぐらいあっても良いと思う。色んな工夫が可能
だと思うけど、一曲100円という日本の縛りがネット上の音楽ビジネスの多様性を
狭くしていると思う。
iTMSの売り上げがあがるとiPodも売れる (スコア:2, すばらしい洞察)
とよく言われてますが、
ぼちぼち独占禁止法が鎌首を擡げそうな気がします。
(iTMSの楽曲をiPodにしか転送できないのは
独禁法違反、とか。すでに言われてるんでしたっけ?)
まあiTunes Plusとかで解放し、ほかのプレイヤーが
つなげるようになったところで、iPodの独走は
止まらないような気もしますが…。
Re: (スコア:0)
魅力的なプロダクト展開と、音楽業界を説き伏せられるだけの折衝能力を持ち合わせた会社が無かったと。
Re:毎度の指摘 (スコア:1, 参考になる)
と思ったら、途中で改称 [sophia-it.com]されてたんですね。
#今の今までiTMSだとばかり思ってた…
Amazonの猛追がある? (スコア:2, 興味深い)
DRMフリーという点と、OSを選ばないところはITMSより優れている点でしょう。
特にDRMフリーはうれしい。
ファイルさえあれば永久に再生できます。
友達に気軽にファイルを譲ったりでもきます。
ITMSのDRMは、延べ五台のPCで再生できるという設定なのですが、
マシンが壊れたときのこととかを考えると、ちょっと精神衛生上よろしくないです。
何百曲も買う気にはなれないですね。
iTunesから直接曲を購入できないというところは、ちょっと使い勝手の面でマイナスですが、
専用のソフト経由でダウンロードすれば、曲名の入力やらアートワークの登録やらまで
iTunesのライブラリに登録する作業を自動でやってくれるそうで、
(iTunesのAPIをつかってるんでしょう)
思ったよりは不便じゃなさそうです。
近々日本でもAmazonはサービスを始めるらしいですけど、
どういう形になるのか注目ですね。
Re:Amazonの猛追がある? (スコア:2, 参考になる)
>マシンが壊れたときのこととかを考えると、ちょっと精神衛生上よろしくないです。
iTSで購入した曲はそういうときのために「認証を全てリセット」という手段 [apple.com]があります。
なので壊れた時のリスクは「iTSで購入した曲のバックアップをいっさいとってない」というところでしょうが、
これもiPodに転送していればそこから戻す機能が今はついているのでセーフティネットになっています。
#iTunes PlusはDRMフリーよりもビットレートの向上の方が個人的はとても嬉しい出来事でした。
Re:Amazonの猛追がある? (スコア:3, おもしろおかしい)
Re:Amazonの猛追がある? (スコア:1)
# 最終的には全曲無圧縮/320kbps VBR/256kbps/128kbpsぐらいで選択できるようになって欲しい
ここは自由の殿堂だ。床につばを吐こうが猫を海賊呼ばわりしようが自由だ。- A.バートラム・チャンドラー 銀河辺境シリーズより
Re: (スコア:0)
つまりはiPod classicを買え、と。
まぁ持ってるんだけど。
なんだかんだ言って、同業他社よりはずっと利便性が高いよね。理想的とまでは言わんけど。
だから、この一位ってのは、まぁ当然の結果だよ。
お手軽 (スコア:0)
何かを買う時のついでなら気にならないけど、それだけを買うために外出するのは億劫。しかし新譜はリリースされたらすぐに聴きたい。
そんなことを考えると、ダウンロード販売の優位性は店舗販売では超えがたい。対抗できるのは、発売日に受け取り保証してくれる通販か。
#などと言いつつ最近はライブ会場でしかCDなんて買わないのだが
所詮ちっこい市場 (スコア:0)
Re:所詮ちっこい市場 (スコア:1)
確かに市場規模という意味では販売額を比較するのが正しいんだろうけど、物理媒体の販売とDL販売では輸送コストの関係でもともとの著作者の利益率(印税)がかなり違うはず。
さらに、DL販売だと初回特典はつけられないし、ジャケットも画像一枚がせいぜい。日本ほどではないにしろ付加価値商法みたいなことをしているところもあるはず。
#そんな数字の統計がとられてるかどうかは知りませんが(ぉぃ
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:所詮ちっこい市場 (スコア:1, すばらしい洞察)
輸送コスト以上に、よほどコンスタントに売れない限りは在庫として店に置かれず販売機会を逃す点も重要でしょう。
ほとんどの人に金の、すべての人に時間の限界があって、それを楽しむ時間と金がある時に「そこに無い」場合、
どうしても必要と思ってない限り来週には別の何かに興味が移っている事なんて珍しくない訳ですからね。
食料と違って、文化なんて触れなくても死なないものだから兵糧攻めが通用しません。
逆に、Youtubeでタダで見せて聴かせても、それに惹きつけておける効果が見込めれば次の足がかりになる。
情報過多の時代、世界中の情報の中から、なんで島国のヘタレ音楽が買われる理由がなくなっている現実。
しばらくは有線でタレ流し、CMやドラマのタイアップで露出させる戦略が通用してきたようですが、
タイアップの枠を取るかどうかで売上が決まるようでは音楽の中身など一層何でも良くなっていく。
CDに拘らずiTunesで即売る即買うという、スピード感に乗り遅れたのがソニーの敗因でした。
入荷まで1ヶ月かかるアルバムを待ってでも買う、そんな牧歌的な売り方が通用するのは、
いまやごく一部の古株アーティストくらいのものでしょう。
販売利益という一元的なコストベースだけで見て、iTunesが小さい市場と言っているのは、
日頃触れている文化の幅が狭いとか、そもそも文化価値に投資しないとかそういう層でしょう。
曲数が多いという事から、
①一度の取引額は多くなくてもロングテールで維持できる
②音楽の購買行動という習慣を変え続け拡大している
傾向が伺える訳で、ちっこいと言ってられるのも今のうちじゃないでしょうかね。
まあ、この流れが読めずに乗り遅れれば乗り遅れるほど、カルチャーファーストって題目は、
絵に描いた餅になっていくのは明らかです。
Re:所詮ちっこい市場 (スコア:1)
しきい値 1: ふつう匿名は読まない
匿名補正 -1
Re: (スコア:0)
iTunes Storeはバーゲンも値引きもないので、安売り販売店より確実に稼げるのでしょう。
Re:所詮ちっこい市場 (スコア:1, 興味深い)
昨年末のカラヤンのブル全とかベームのモツ全は誰がどう見ても値引きですが…
Re: (スコア:0)
ソース希望
Re: (スコア:0)
小売店でアルバムを買っても1枚としかカウントされません。
キャンペーン (スコア:0)
そういったものでのダウンロード分は排除してあるのかな?
Re:キャンペーン (スコア:2, すばらしい洞察)
それで一度買う習慣(設定含め)をつけてしまえばおいしいですわなあ。
Re:キャンペーン (スコア:3, 参考になる)
ペットボトルについている紙に書いてあるコードを専用サイトで登録すれば、
確実に無料で曲がダウンロードできますよ。
ただし1アカウントにつき5曲までですが。
Re:キャンペーン (スコア:1, すばらしい洞察)
キャンペーン知ってたけど利用しなかった私の様な者も居るんですから