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日本

内閣メールマガジンがHTMLメールに移行する?

タレコミ by
あるAnonymous Coward 曰く、
2001年に鳴り物入りで登場した「小泉内閣メールマガジン」、当時タレコミ子も物珍しさもあってすぐさま購読登録したものでした。その後、総理大臣の交代後も引き継がれ、現在は「福田内閣メールマガジン」となっていますが、皆さんも購読していらしゃるでしょうか。タレコミ子はもう読んでないのですが、解除するのも面倒なのでそのままゴミ箱へ自動振り分けしています。さて、4月17日の日刊ゲンダイの記事「グチ、ボヤキばっかり「首相メルマガ」年間1億円のムダ遣い 」によりますと、このメルマガに2008年度予算に1億1250万円を計上しているのだとか。スラッシュドットでは2006年に「小泉内閣メールマガジン+首相官邸Webサイトの制作運営費は年間7億円超」というストーリーもありましたから、IT業界の方からすれば1億ちょいくらい大した金額じゃないのかも?
ところでその福田内閣メールマガジンですが、日刊ゲンダイの記事によりますと、「これまでの文字だけのメルマガと違い、今度は写真などの画像も付けられるHTML形式になる予定です。(永田町事情通)」とのこと。HTMLメールといえば、ウイルス感染したりフィッシング詐欺に騙されやすくなったりと、セキュリティの問題が古くから指摘されているところです。内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)も、「府機関統一基準適用個別マニュアル群」の「庁舎内におけるクライアントPC利用手順 電子メール編」(PDF)で次の通り定めているところです。

3 電子メールソフトの設定
3.1 電子メール受信に係る設定
(1) 行政事務従事者は、受信した電子メールをテキスト(リッチテキストを含む。)として表示することとし、HTMLメールなどの表示による偽のホームページへの誘導や不正なスクリプトの実行を未然に防ぐこと。
3.2 電子メール送信に係る設定
(1) 行政事務従事者は、原則として、HTML形式の電子メールを送信しないこと。これは、当方よりHTML形式の電子メールを送信した場合、それを受信した側の情報セキュリティ水準の低下を招くおそれがあるからである。
政府機関内でセキュリティ上の理由で利用を禁じているHTMLメールを、内閣メールマガジンでは、国民には読めるよう設定させる計画なのでしょうか。常時接続が当たり前となった2008年の今、はたしてメールマガジンというスタイル自体どうなのかと疑問です。派手なコンテンツにしたければウェブページにマガジンをおいて、RSS配信するのが今時のやり方ではないでしょうか。
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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson

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