手順をチェックリスト化し、集中治療室での感染を防ぐ 1
タレコミ by capra
capra 曰く、
本家/.より。米国の集中治療室では毎年カテーテルなどの管を500万本患者に挿入しているしているが、挿入から10日後にはその4%が細菌などに感染しているとのこと。米国では毎年8万人がカテーテルや人工呼吸器などからのライン感染を引き起こし、患者の元の容態にもよるが致死率は5~20%になるという。回復したとしても、感染を引き起こすと集中治療室でのケアが平均1週間伸びる。また、導尿カテーテルを挿入した場合10日後には4%が膀胱炎を起こし、人工呼吸器を使用した場合10日後には6%が細菌性肺炎を起こし、その40~50%の場合死に至るという計算もある。さらに、イスラエルの研究者らの調査によると、集中治療室では薬物投与など必要な処置が各患者あたり1日平均178処置あり、1%の確率でミスが発生するという。
しかし集中治療の専門家Peter Pronovost氏は、このような状況においても必要な手順をチェックリストにすることで感染の発生を格段に低くできると提唱している。実際米ミシガン州では2003年、州内の集中治療室でPronovost氏が提唱しているチェックリストを3つ導入したところ、導入から3ヶ月で感染の発生率が平均66%下がり、感染が全く発生しなかったという病院まで出現した。ミシガン州では導入から18ヶ月で7500万ドルのコスト削減と1500人以上の患者の命を救うことに成功したと推定されている。
全米でこのチェックリストを導入した場合かかるコストはたった2~300万ドルと試算され、これによってより多くの命が救えることになる。スペインでは既に導入が計画されており、予算はこれよりも少ない金額だそうだ。
つまり (スコア:0)