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インターネット

XHTML 2、廃案へ 14

タレコミ by BonTf
BonTf 曰く、

7月2日、W3C は今年末に期限を向かえる XHTML 2 ワーキンググループのチャーターを更新しないと発表した。これにより、XHTML 2 は W3C 勧告に至ることなく廃案となることが決定した。(本家の記事W3Cサイト上の発表)

また、W3C は HTML ワーキンググループへ注力し、HTML 5 の進展を加速させるとも述べている。なお、XHTML 2 に関連する技術の未来やこの後の動きについては、今回の件に関する FAQ にまとめられている。この FAQ によれば、XHTML 2 ワーキンググループは残った時間の中で XHTML 1.1、 XHTML 1.1 Basic、XHTML Print の改訂を行なう。グループ解散後の XHTML 1.0 を含む XHTML ファミリーの改訂は考えていない模様だ。

また、開発中止される関連技術は CURIE、XFrames、HLink、XHTML+MathML+SVG Profile、XHTML Modularization 1.0 Second Editionであり、独立したワーキンググループで開発継続されるのは XML Events 2 と Role and Access modulesとのことだ。なお、CURIE は独立した勧告として発表されることはないが、RDFa の一部として生き延びそうだ。

最期に特筆すべき点として、W3C は HTML の XML シリアリゼーションに関しては HTML 5 規格の一部として既に存在しており(XHTML 5)、また HTML ワーキンググループの中での継続した議論も計画されている模様だ。

これにより HTML 5 が次の WWW上の文書(等)の標準マークアップ言語となることがほぼ確定したようだ。

XHTML 2 は勧告前であったので、web ディベロッパの業務には大きな支障はないかもしれないが、期待していた技術の標準化の中止などの残念な点はあるのだろうか?

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