韓国初の宇宙ロケット打ち上げが失敗。原因はフェアリングの分離不良。

toworu 曰く、

8月25日に、韓国初の宇宙ロケット「羅老1号（KSLV-1)」が打ち上げられました。1段目は正常に飛行し、2段目の分離にも成功したものの、衛星分離直後に位置をロストし、正常起動に乗らなかったと発表されました。
中央日報の記事によれば、 韓国航空宇宙研究院が26日、衛星フェアリングが片方しか切り離せていない映像を報道陣に公開したとのことです。分離できなかったフェアリングによって2段目はバランスを失い、かつ重量過多になり、起動速度を得られずに衛星は地表に落下したと考えられています。

羅老1号は1段目はロシア国内で製造されたもので、2段目以降が韓国の製造です。ロシア側は「われわれの立場では今回の打ち上げは成功的だった」と評価していますが、韓国側の金重賢教育科学技術部第２次官は、「厳密に言うと、フェアリング分離の部分は韓国が担当している。しかしロシアは技術支援を総括的に引き受けたので共同責任を負う」と述べています。
2回目の打ち上げは来年の5月に予定されています。次は無事に打ちあがることを祈りたいですね。