鉄化合物を赤ワインで一晩煮込むと超伝導物質ができあがる
タレコミ by insiderman
insiderman 曰く、
物質・材料研究機構の研究グループが、FeTe1-xSxという鉄化合物を赤ワインなど酒類で煮込むと超伝導体になる、という現象を発見したそうだ(プレスリリース)。
FeTeはFeSeなどの鉄系超伝導体と類似した構造を持つにもかかわらず、反強磁性磁気秩序のため超伝導を示さない。そこで研究者らはFeTeにSをドープ(少量添加)することで、反強磁性磁気秩序を持たないものの、超伝導は示さないという物質FeTe1-xSxを合成した。これは「磁性体と超伝導体の間に位置する物質」といえる性質を持ち、長時間空気中に放置すると超伝導が出現するという、不思議な物体だという。
さらに、研究グループらはこのFeTe1-xSxを酒に浸して70℃程度に加温して1晩放置したところ、翌日には超伝導体になることを発見。赤ワイン、白ワイン、ビール、日本酒、焼酎、ウイスキーについて比較実験を行った結果、全ての酒で超伝導が出現し、赤ワインが最も優れていることも分かったという。
なぜ超伝導が発現するのかはまだ研究中とのことだが、なぜ酒で煮込もうかと思ったのかも含めて色々と興味深い。
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