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Oracle

OpenSolarisは終了、プロプライエタリなSolaris11へ 56

タレコミ by tmiura
tmiura 曰く、
OpenSolaris Forumからの引用をリツイートする。 孫引きですまない。

記事はOracle社内回付メモのリークだそうだ。

メモが主張しているのはSolarisの先進性・信頼性に対する自信と、オーナーシップと知財の囲い込みを強めようという姿勢だ。

これから起こることは、

  • OpenSolarisの次のメジャーリリースは出ない。オフィシャルな更新は終了。
  • Solaris11 Expressが出てくる。開発中のソースに触れるのはパートナープログラム下で。
  • CDDL公開済みのソースを引っ込めることは無い。
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • ややこしい (スコア:3, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2010年08月16日 16時49分 (#1810218)
    OpenSolaris、始まった [justplayer.com]

    OpenSolarisの継続に関する疑念や邪推がニュースとなっておりますが、ここでいうOpenSolarisとは、ほとんどかつてIndianaと言われたOpenSolarisという名前のディストリビューションの話です。

    ややこしいので名前をなんとかして欲しい。

    • Re:ややこしい (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2010年08月18日 1時50分 (#1811248)

      >OpenSolaris、始まった
      リンク先まとめ

      ・OpenSolarisという言葉には事実上二つの意味がある
      (a)OpenSolaris ON というコア部分。ほとんどがCDDL下でソース公開されているが一部分バイナリ配布がある
      (b)OpenSolaris という名前のディストリビューションで、これは昔 Indiana と言う名前だった (OpenSolaris aka Indiana)

      ・今までの展開
      (a)にSolaris10的なユーザランドをかぶせたディストリビューションがSolaris Express Community Edition (SXCE:現在公開終了)
      (a)に Debian 的ユーザランドをかぶせたディストリビューションが Indiana = (b)
      (a)に上記以外の他のユーザランドをかぶせたディストリビューションが Nexenta や Belenix、SchilliX など
      (a)のオープンソース互換実装がIllumosとかOSUNIX

      ・今後の動き
      1. (a)の開発は今も途切れることなく続いているし今後も続く
      2. (b)がOpenSolarisというディストリビューション名で出ることはなく、今後 Solairs11 となる(Oracleによる保守をつけられる売り物)
      3. Solaris11 はいろいろと再整理されて再度 CDDL の元でオープンソースとして公開される
      3'. RedHatEnterpriseLinuxに対するCentOSと同様の位置づけの、Solaris11に対する●●OSが出てくるであろう(と筆者は予想:すでにそれっぽいものはある)

      まあこれ以外にもいろいろ解説が書いてあるので詳細はリンク先を読むべし
      リンク先を書いているのは 日本 OpenSolaris ユーザ会の人です

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      これ「OpenSolaris」っていう名前を乗っ取ろうとしている人?

  • by Technobose (6861) on 2010年08月16日 18時57分 (#1810301) 日記
    以前は、小規模なシステムでは無償利用ができたSolaris10ですが、
    その後のライセンス改訂で使用条件はどうなったんでしょうね。
    Webページをみても、ライセンスがどうなったのかよくわからん。


    無償利用なのにATOKとかリコーフォントとか使わせてくれたり、
    SUNは太っ腹だったよね。
    個人的には、LinuxよりもSolaris10のほうが、Windowsの代わりの
    OSとして使うのに向いていると思います。
    • by askcity (19500) on 2010年08月16日 21時08分 (#1810368) 日記
      気がついたら、Tools and Driversのダウンロードが無償でなくなってビックリしました。
      自社ハードのBIOSくらい無償公開してよ...
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      何かの代わりとかって時代はもうすぐ終わりますよ
      ブラウザさえ起動できればいいんですから

      で、一巡したらまだ何かが湧いてきて元に戻ります
      そして…の繰り返しです

      • by Anonymous Coward

        ....時代はもうすぐ終わりますよ
        ブラウザさえ起動できればいいんですから

        それ、90年代後半でも「もうすぐ」って言われていたけど。

    • by Anonymous Coward
      ZFSがこの先生きのこるには
  • #1810218 で紹介されている瀧さんのblog [justplayer.com]や、海上さんのblog [zdnet.com]にもあるように、
    今回「終わった」のはディストリビューションとしての"OpenSolaris"(=旧 Indiana)であって、
    OpenSolaris プロジェクト全体が終わってしまった訳ではないです。少なくとも現時点では。

    Oracle による Sun 買収にともなっていろいろとゴタゴタしていましたが、
    私自身の感想としてもこれからがやっと面白くなるのではないかなと。
    もし興味を持たれた方がいらっしゃれば、OpenSolaris ユーザーグループ [opensolaris.org]を覗いてみてはいかがでしょうか。

  • by Anonymous Coward on 2010年08月16日 16時55分 (#1810222)

    sunがOracleに買収されて以降やっぱり今までのsun側の企業方針がガラッと変わったと言うことですね。
    OpenSolarisにしても先日のAndroidのJavaに対してGoogleを訴えたことにしても今までのオープンなところから
    一気に閉鎖的な感じになりましたね。
    Oracleはデータベースだけ作っていればいいのに。

    後こんな感じだからMySQLの扱いが心配ですね。

    • Re:企業方針 (スコア:4, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2010年08月16日 17時23分 (#1810241)
      MySQLもそうですが、Javaに関しても警戒したほうがいいかも。

      ORACLEは、GoogleのAndroid搭載JVMに対して著作権侵害で訴えたそうな。
      SUNは大目に見ていたことでもORALCEは許さないという厳しさ。

      Javaが多くのシステムにとって必要不可欠となった時に、ORACLEが
      どういう行動に走るのかとても不安です。

      Java以外の道も準備しておくべきですね。
      親コメント
      • Re:企業方針 (スコア:2, 興味深い)

        by kuramori (38110) on 2010年08月16日 21時02分 (#1810365) 日記

        著作権ではなくて特許侵害だったと思う。
        Sun時代もJavaMEについては独自実装に対してライセンス料をとっていたので、
        Androidにも同じ事を要求している。

        GoogleもSunとライセンス交渉していたが、金額面で折り合えなかったらしい。

        親コメント
        • Re:企業方針 (スコア:2, 参考になる)

          by Anonymous Coward on 2010年08月16日 22時56分 (#1810420)
          正確に言うと、7つの特許侵害と著作権侵害で訴えた。

          特許使用料の契約もせず、JavaをパクってDalvikなるVMを作り配布した
          という主張。
          親コメント
        • by Anonymous Coward
          GoogleはSunに金払いたくないから独自実装したんだろ
          どちらにしてもRHEのこともあるし意地汚いOracleは司法省に分割されたらいいと思う
      • by Anonymous Coward

        そうなると次に危険なのはGCJか?
        それともGUI部分をJavaVMから脱線させてネイティブ化させたEclipseのSWTか?

        >Java以外の道も準備しておくべきですね。
        そうなった場合Google陣営はどうするか?
        CやC++でのプログラムだと熟知したPGでないと簡単にセキュリティーホールを作り出してAndroidプラットフォームが危険になるしそれだと
        Monoプロジェクトあたりを利用してC#が現実的?そうするとWindowsプラットフォームのPGも取り込めて一石二鳥?
        ただしそうするとWindows Phone 7と見事にかぶるから今度はMSがいろいろやってきそうだしどうなる?

        • by Anonymous Coward

          >そうなった場合Google陣営はどうするか?
          Google Goとかですかね
          http://golang.org/ [golang.org]

        • by Anonymous Coward
          > Monoプロジェクトあたりを利用してC#が現実的?
          > そうするとWindowsプラットフォームのPGも取り込めて一石二鳥?
          > ただしそうするとWindows Phone 7と見事にかぶるから今度はMSがいろいろやってきそうだしどうなる?

          コーディングの容易さから考えると、Java相当のものってC#くらいしかすぐには
          思い浮かばないですね。

          WP7と被るからMSが妨害するかという懸念は当然でしょうけども、そこはMSの
          したたかなところで、独自の何かで囲いこんで、自社製品だけで市場を占めよう
          という今のAppleみたいな企業方針は10年以上前に捨てちゃってて、
          どこかでMSの技術が使われていれば、広く薄くお金になるという方針。
          だから、もしC#が広まって、自社の.Net frameworkの価値が上がるのなら
          ORACLEみたいにガツガツしないのです。

          でも、いまさらDalvikにC#は厳しいかな。
        • by Anonymous Coward
          ここは一発nokia(MeeGo)と組んで制限付きQtで……

          # いくらQtでもC++をポインタ不能にはできないだるお常識的に考えて。
          # C++/CLIみたいなの発明しちゃうのも筋が悪いし。
      • by Anonymous Coward

        よくわからないのですが、著作権ってどこの著作権なんでしょうね。
        バイトコードとかはJavaと異なるので、dalvik VM自身はjavaとは何の関係もないですし。
        もちろん、VMまわりの特許踏んでる可能性はあるのでしょうけど。

        われらがGosling師は驚きではないけど、関わりたくねーよ [eweek.com]、って感じらしいですね。

        著作権だけであれば、 Go とか Python あたりで dalvik な中間コードが生成できるようにして終わりじゃないかな? Googleだけに。

        • Re:企業方針 (スコア:2, 興味深い)

          by kuramori (38110) on 2010年08月16日 21時11分 (#1810369) 日記

          本質は
          Mac OS Xは「UNIX」じゃない
          http://srad.jp/apple/article.pl?sid=03/06/12/0427245 [srad.jp]
          と似ていると思う。Androidが実質上Javaであり、Javaと宣伝されているからには
          組み込みJavaと同じくライセンス料を払うべき・・・。なんだろう。
          Android上のH264やMP3に関しては特許料が払われているはずなので、
          メーカーがライセンス契約を結ぶことになると思う。これでAndroid失速とかいうのはおかしい。

          親コメント
      • by Anonymous Coward

        OracleはJavaに酷いことしたよね(´・ω・`)

        # もうC#とPHPとRubyだけでいいよめんどくせぇ。

      • >>Javaが多くのシステムにとって必要不可欠となった時に、
        なりません。
        >>Java以外の道も準備しておくべきですね。
        Java はもう進化の袋小路。
        • by Anonymous Coward
          SunとBEA(WebLogic)の両方をOracleが手にしちゃったから、もうダメだ。
      • by Anonymous Coward
        同様にOOoの将来が心配になった…
    • by Anonymous Coward

      > 今までのオープンなところから一気に閉鎖的な感じになりましたね。
      Oracleはその方針で成功してここまで大きくなった会社です。変わることはないでしょう。
      > Oracleはデータベースだけ作っていればいいのに。
      データベースを中心に全てをオラクル製品に揃えなければならないしくみを作ろうとしてます
      アメリカの上場会社は、どんどん急成長させないとならない運命になっていますからね

    • ちょっと待て。
      Oracleに買収される前のSunも、一見オープンなようでいて実は、それほどオープンではなかったと思う。

      本当にオープンな会社なら、マイクロソフトのJavaVMに対してケチつけることはしなかったでしょう。
      • by Anonymous Coward on 2010年08月16日 20時16分 (#1810339)

        SUNがMicrosoftを訴えたのは 「Javaの互換性が損なわれた」 [nikkeibp.co.jp] という理由 (Microsoft VM独自の独占的な拡張部分があるため) で、裁判の目的も「Javaを名乗るな」だったはずなので、Googleの一件のように特許を盾に「使うな」とは意味合いが異なるかと。

        親コメント
        • by Anonymous Coward
          独自の拡張を禁止するのは、あんまりオープンじゃないと思う。

          また、Javaの互換性を確保するためという独善的な正義を振りかざすのも良くない。
          個々のソフトウェアをJavaで実装する者が、独自拡張を使うかどうか判断すべきだ。

          どこのJVMでも動くように書かないといけない案件では、MSのJVMには嫌気がさしたが、
          その一方で、
          MSのJVMでしか動作しなくてよい案件では、MSのJVMは便利だなーって思ってた。

          使う側の選択の自由を奪いSunの仕様を押し付ける、それをオープンと言うのは信者だよ。
          • by Anonymous Coward on 2010年08月16日 22時00分 (#1810387)

            その当時にMicrosoftが似たようなことを言ってたけど、まず独自の拡張については、その部分のソースコードまたは仕様を公開するか、少なくともその外部仕様の制限のない利用を許可しなければ、原作者が文句を言うのも仕方がないこと。
            あなたが主張しているのは、言わば公園などのような公共の場にある日突然私有建築物を設置して、「独自の建築を禁止するのはオープンじゃない(=自由にやらせろ)」って市町村相手に言ってるのと同じだ。

            また当時のSUNの主張は「Javaを名乗るな」だけであって、非互換な仕様そのものを追加するなという主張ではない。「Javaとは非互換の部分がある何か別のものである」ことさえ言っておけば解決できた話だし、現にVisual J++やJ#の形で「Javaっぽい何か」が今も現存している (もちろんPure Javaは名乗っていないし名乗れない)。

            親コメント
            • by Anonymous Coward on 2010年08月16日 22時54分 (#1810416)
              マイクロソフトの独自拡張の仕様は当然、公開されてましたよ。
              公開されてなければ、アプリケーションのプログラマは、それを使えないですからね。

              Sunはwrite once,run anywhereに固執するあまり、Javaの仕様を独占しようとしたんです。
              WORAという考え方それ自体は良いことですが、独占はオープンの対極でしょう。
              親コメント
              • by Anonymous Coward

                当時の状況で「なんでもウェルカ~ム」と構えていたら
                独自仕様のランタイム環境を大量にばらまかれ、
                Windows専用のAPIを使ったアプリケーションが増殖し、
                Java=Windows専用Javaという形で乗っ取られていた可能性が高かったのでは?

                そういうやり口はMSの得意技でしたよね?

              • by Anonymous Coward
                だからJavaをオープンにせずクローズドに保つべきだというのには同意しますよ。
                実際にはクローズドなのにオープンだと偽るのが気に入らんだけですから。
            • by Anonymous Coward

              >あなたが主張しているのは、言わば公園などのような公共の場にある日突然私有建築物を設置して、「独自の建築を禁止するのはオープンじゃない(=自由にやらせろ)」って市町村相手に言ってるのと同じだ。

              ずいぶん違うよ

              • by Anonymous Coward

                詳しくは知らないけど、(VisualJにある、).NET Frameworkクラスって、Microsoft以外は自由に使えるの?
                .NET FrameworkをSolarisなりMacOSXなりが自由に、かつ確実に実装できる保証(例えば、仕様の完全公開とか)されてないと、
                私有建築物を、公園内に作った云々と言われても仕方ない気がする。

              • by Anonymous Coward

                落ちつけよ。
                .NETは裁判で決着ついた後にリリースされてる。
                MSVMと.NETをいっしょくたにするな。

          • by Anonymous Coward

            > 使う側の選択の自由を奪いSunの仕様を押し付ける、それをオープンと言うのは信者だよ。

            MSJVMがJavaを名乗れなくなるだけなら、
            使う側の選択の自由を奪っている、とまでは言えないと思うけどな。

      • by Anonymous Coward

        「『本当に』オープンな会社」みたいなオレ定義に準拠してないから批判するというのもどうかと思いますが。

        例えばJavaに関して言えばJDKのソースコード(ビルドするとJDKが作れる方で、
        JDK付属の標準クラスライブラリのソースじゃないよ)のライセンスは
        非公開からSCSLへ、SCSLからJCLへ、JCLからオープンソース準拠へと
        徐々に緩くなってきていましたし、それを歓迎し、
        徐々にではあるがオープンになってきていると評価する人もかなりいましたよ。

        • by Anonymous Coward

          その過程でBlackdownともめたりしてたけどね。

          最近のSunはマシになってきていた、というのは
          外部圧力により仕方なくという部分が大きいのかなとは思うけど。

  • by Anonymous Coward on 2010年08月16日 17時23分 (#1810240)

    あまり聞かない表現だけど
    回付の用法として正しい?

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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell

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