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ビジネス

Adaptec、消滅していた 93

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
古くからのPCユーザーならご存じのチップ/周辺機器メーカーAdaptecが消滅していたらしい。PC Watchの記事によると、Adaptecは90年代末に半導体部門をST Microelectronics社に売却、以後はRAIDコントローラベンダとして堅実に営業を行っていたが、2007年3月にスティールパートナーズが株式の10.7%を取得していたことが分かり、その後Adaptecにはスティールパートナーズから経営陣が送り込まれ、スティールパートナーズ傘下になったそうだ。

そして2010年6月、RAIDコントローラ事業やAdaptecブランドはPMC Sierra社に売却され、中核事業が消滅。そしてAdaptecは社名をADPTに変更、7月30日にNASDAQから上場廃止が通告されたとのこと。

タレコミ子はAdaptecについて特に思い入れがあるわけではないが、いつの間にこんなことになっていたのかとびっくりした次第である。
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  • パチモンは健在 (スコア:4, 参考になる)

    by taka2 (14791) on 2010年08月16日 17時36分 (#1810250) ホームページ 日記

    かつて Ababtek [impress.co.jp]というすごく紛らわしいブランドでSCSIカードを出していたIOI Technologyは今も健在 [ioi.com.tw]みたいですね。本家の方が先に潰れるとは諸行無常です。

    AHA-1542BとかAHA-2940とか、SCSI時代にはすごくお世話になりました。どれも記念に捨てずにとってあります。
    とはいえ、末期には安さに負けてTekramのDC-390とかに乗り換えてたんですけど…。

    • by KAMUI (3084) on 2010年08月16日 18時49分 (#1810293) 日記
      やはり、Tekramの登場は一つのターニングポイントでしたね。一気に買いやすくなった印象がある。ウチでもまだPCケースに収まってますわ。95マシンなんで滅多に電源が入らないけど(笑)>DC-390


      #IOIも何か持ってたような気がするんだが・・・
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2010年08月16日 22時17分 (#1810403)

      パチモンといえばAdaptecとハードウェア互換性のあった(Adaptecのドライバでも動作する)Buslogicもあった。LinuxのサポートがよかったのでMultimasterを使っていました。

      Tekramは最初買ったDC-390U2WのアクセスLEDがちゃんと動かなくて、台湾の本社に問い合わせしたらファームのバグだったことが判明。まだファームがFlashじゃなかった時代だったので、新しいファームの入ったROMが郵送してくれた。無料で。なのでTekramに対して結構いい印象持っています。

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      • by nmaeda (5111) on 2010年08月16日 23時22分 (#1810439)

        BusLogic製品の互換性はそれほどでもなかった。Adaptecのドライバでも互換性があったのはDOS用ドライバくらいだったかと。BusLogicや後継企業(IBMとLSILogicかな)が主なシステムのドライバを供給していたし、FreeBSDやLinuxでも対応されていたから、特に困らなかったと思うけど。

        親コメント
        • by saratoga (23467) on 2010年08月17日 0時40分 (#1810477) 日記
          2940とかの時代は、Adaptecは、アマチュアには冷酷な会社でデバドラ書きたくても一切情報を出しませんでした。
          仕方がないので、NCR(AT&T-->Symbios-->LSI logic)のSCSIコントローラを使っていましたが、ふとPCIバスを見るとバースト転送のパフォーマンスがさっぱりでずいぶん悔しい思いをいました。
          その後、FreeBSDにもドライバが出たので、仕様公開かと期待しましたが、どこかの国で"under the table"で入手された情報に基づくというお話で結局仕様は分からずじまいでした。
          #今は公開されているのかな?
          その後、IEEE-1394カードでも情報公開のガードの堅さに阻まれ、妙なバグから開放されることなく、OHCI準拠の後継カードも出ずに消えていきました。
          当時としては、一般企業として普通の対応だったのかも知れませんが、もう少しうまくオープンソースコミュニティとうまくやってれば、また別の展開もわずかながらあったのかななどと思います。
          親コメント
    • by yyok (34343) on 2010年08月17日 11時51分 (#1810651)
      懐かしいなぁ、Ababtek。本当はAdaptecが欲しかったけど高かったんで、こっち買った思い出がある。

      でフルタワーケースにIBMの2GB UWを5本突っ込んでRAID5組んでNT4 Server入れてた。
      部品そろえるのに秋葉を回ってバルク探し回ったのもいい思い出だ。
      個人使用PCなのに。まあ会社に持ち込んで仕事に使ってはいたんだが。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2010年08月16日 17時33分 (#1810248)

    サッポロや明星、ブルドックソースなんかも買おうとしてたファンドでしたね。

    # 参考 [wikipedia.org]

    • Re:スティールといえば (スコア:4, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2010年08月16日 18時15分 (#1810273)
      所詮、金のことしか頭にないただのハゲタカ。
      Steal Partnersと名前を変えてもらいたい。
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      • みんなが禿禿言うから (スコア:4, おもしろおかしい)

        by Oh-MissSpell (37716) on 2010年08月16日 20時57分 (#1810363) 日記

        アデランス [aderans.co.jp]の筆頭株主なんですよねぇ

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      • by Anonymous Coward on 2010年08月16日 21時15分 (#1810374)

        私の勤め先も昨年まではスティールパートナーが筆頭株主でした。経営陣はそりゃ気が気でなかったでしょうが、
        経営に口を挟むでもなく、いつの間にやら持ち株比率が下がっちゃったみたいです。一体何が目的だったのか、
        今も謎です。

        # さすがにAC

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      • by Anonymous Coward on 2010年08月16日 20時50分 (#1810354)

        >> 所詮、金のことしか頭にないただのハゲタカ。

        1) スティールに限らず,ファンドも個人株主も経営者も基本的に金のことしか頭にないと思うけど?
        2) 「ハゲタカ」って定義を知らずに書いてるね?

        親コメント
        • バイアウトファンドって嫌われてるけど、無茶なやり方で企業価値を高めない限り、一定の意義があると思うんだけどなあ。
          会社って事業の撤退がとかく苦手なので、情緒的な理由で残ってたりするのをばっさり売却したりとか良いことだと思う。
          今回のAdaptecもみんな昔話として語るでしょ?そんな部門を残しとくのは、社史の中で十分でしょう。
          「うちは○○を大切にする会社なんだ!そこが無くなるなら潰れても良い!」ってのは、社会的にはワガママなんではなかろーか。(主に雇用創出的な面で)

          まあ今回の場合はね。普通は無茶なやり方で企業価値を高めるから嫌われてるわけだけど:-P
          # 会社を腑分けするかのように短期的に一気に金にして去っていくからハゲタカなわけで

          親コメント
      • by Anonymous Coward
        このようなハゲタカ共まで資本主義に含めていて良いのだろうか?
        なんか健全資本主義活動に仇なす癌細胞のような気がする。
  • by gonta (11642) on 2010年08月16日 17時30分 (#1810243) 日記

    FreeBSDはAHA-2940が安定、ということで2940を積んだマシンをよく買ってたなぁ・・・12年くらい前かな?そのあと、値段が1/3のAsusのSC-100が使えるということで、他人の金で買う場合のみAHA-2940買ってたなぁ。

    家にAHA-2940, 2940U, 2940UW, 2940U2Wが全部ある・・・カードだけだけど。

    SATA/SASのRAIDコントローラ屋として生き延びていたと思ってたが・・・残念。

    --
    -- gonta --
    "May Macintosh be with you"
    • by Wizard_URD (17987) on 2010年08月16日 18時39分 (#1810286) ホームページ 日記

      うはあ…。栄枯盛衰ですなぁ。
      秋葉原が、まだジャンク屋で溢れかえっていた頃は、AHA-2940U/UWの出モノや
      Intelの82558/82559チップのNICなんかを足で探して歩いたものです。
      上手に探すと、5000円も出せば、どこかのサーバに載っていたであろうOEMな
      2940Uやら82558が手に入れられて、アイオーのSC-UPCIやらメルコのIFC-NPなんかを
      買うより良い性能の物が安価だった。当然買って帰って挿したら、全く認識しない
      なんていう哀れな事故や、ドライバをダウンロードしてくるのに一苦労したり、
      DOSでドライバ読み込めなくて、泣きそうになりながらautoexec.batにmscdex.exeを
      追加したり、そうやって、目利きや、互換機の知識を実地で覚えていったもんだよなぁ....。
      んで、やっぱりウチにも2940UWがたくさん転がってますw

      ……おい、誰だ、今Jijyyyyとか言ったヤツ!!

      親コメント
      • by nmaeda (5111) on 2010年08月16日 23時11分 (#1810429)

        値札を見て躊躇しながらもAHA-1542Bを買ったオレのような人は何と呼ぶんだろう。

        ISAバスは拡張カードを作るのが楽で良かったな。大きなカードエッジコネクタだからハンダ付けも楽チンで。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        Babarrrrrrrrr

    • 自分も386BSDやFreeBSDを使い始めた頃に AHA-1740なんていうEISAの一枚8万円もするボードを買いました、
      当時は自宅にUNIXワークステーションという夢を見ていたので「こいつはパソコンとはちげーんだよ。本物はバスが重要なんだよ」などと言いながら無理してました。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2010年08月16日 19時10分 (#1810307)
    ネームバリューとデファクト・スタンダード的なポジションにアグラかいて製品開発をサボってるメーカーだという印象があります。

    PCで使うなら、NCR→Symbios→LSI Logicの系列のほうが素直で好感が持てましたし、
    サーバで使うなら、QLogicのほうが(対応OSで使う限りは)堅実だったように思います。

    Adaptecは中途半端あるいは微妙な違いのバリエーション・モデルを乱発したのが印象を悪くしています。
    とくに2940の付くのは、世代の違うものまで混じっていて、どーしょもなかったです。

    そして、SCSI以外の製品のダメっぷりで、それまでのAdaptecへの漠然とした悪い印象が、はっきり確定しました。
    • by duenmynoth (34577) on 2010年08月16日 22時02分 (#1810390) 日記
      2940は確かにいろんなバリエーションを出してましたが、
      Mac版も含めてどれもちゃんと作れられていて動作も確実でした。

      Adaptecが中途半端になったのは2920を出したあたりからで、
      要するに自社コントローラを使っていない製品に問題があっただけです。

      #正直、サーバ用途で2940以外のコントローラに当たったらヤバイと直感的に感じます
      親コメント
      • タレコミを見て驚いたけど、
        コメントが見事に大昔話ばかりで、消滅はごく当たり前な自然な流れと理解した。

        自分はずっと DC-390F (53c875) を使っていたので
        Tekram / Symbios びいきでそう思うのかもしれません。

        今この PC には、ゴミ捨て場で拾ってきた Adaptec Ultra160 SCSI がささっています。
        そしてそれを拾ってきたのですら 5年以上前だったりするし。

        > #正直、サーバ用途で2940以外のコントローラに当たったらヤバイと直感的に感じます
        PC サーバのことを言っているのかもしれませんが、
        昔職場にあった Sun Ultra30 は 53c875 でしたよ。

        親コメント
    • by Anonymous Coward on 2010年08月16日 22時13分 (#1810400)

      でも、サポートは厚かったです。
      PC-98にAHA-3940(2940×2+PCIブリッジ)を内蔵し、PDドライブ(CD+リムーバブルの2LUN)を繋ぐと挙動不審になったので問い合わせたら、カスタムBIOS送ってきて「本当はサポート対象外なんだけど、コレで動くと思うよ(意訳)」とか対応してもらった事が。
      個人相手のサポートなのにココまでやるのかー!!!と感動。

      親コメント
  • 昔は部品単位でブランドがあって
    皆で崇拝・珍重していましたよね。

    SCSIカードならAdaptec
    ビデオカードならMatroxみたいな感じで。

    欧米ブランドから亜細亜ブランドに移っていく中で
    なんとなく有難味が無くなってしまいましたが。

    • by qst (2019) on 2010年08月17日 0時00分 (#1810459)
      当時、経済的理由からTekramのSCSIカードに甘んじて居た身にとってはAIC-7xx0型番のSCSIチップには憧れを感じていました。
      そのコンプレックス(?)からか、Pentium2の世代にGA-586DX(AIC-7880をオンボード搭載)をわざわざ探して来て、Pentium133MHz×2を搭載して悦に入っていました。
      CPUファンレス+フルSCSIのWindows NT4.0 Workstation機をメインにしてやせ我慢をしていましたが、やはり実用性に欠けたので…
      親コメント
      • by aere (24645) on 2010年08月17日 15時08分 (#1810873)

        いや、懐かしい。EPSONのスキャナが欲しくて、SCSI接続の動作保証が2940等だけで、単体で購入する予算は無かったんで、まあ同一チップならと思ってGA-586DXを購入しました。確か当時は39,800円位だったと思いますが、マザーボード込みと考えるとお得感があった記憶があります。
        結局SCSIではスキャナをときどき使う程度で、ストレージその他で使うことはありませんでしたので、もっと廉価な構成でもよかったんですが、GA-586DX自体はCPUも何度か入れ替え(当時は互換CPU華やかな時代でした)、メモリも目一杯増設(確か32MB SIMMを19,800円で2枚増設だったか?)し、だいぶ長い間使っていました。
        #そういえばそのA4サイズの巨大なスキャナも何だかんだでまだ箱ごと取ってあります。

        親コメント
  • AppleShere IPの時代から,AdaptecのSCSIカードにはお世話になってました。
    が,10.3の時ぐらいから,ドライバがMacOSXに不対応となり,新製品そのものがばったり無くなってしまいました。
    代換メーカを苦労して探した覚えが・・・

  • SCSIといえばAdaptecでした。 AHAという単語にぴくっと反応する変態です。 未だに。
    --
    日日是好日でいこう!
  • (元PCのBIOSメーカー)を思い起こさせるものがあるなぁ...。
    俺だけかも知れんが。

  • 未だに2930が現役です。

    Windows Vista環境下で、Zip250を読み書きできるように。

    って、Zipドライブってもう売ってないのね。壊れたらどうしよう。
  • 入社して初めての仕事がSCSI機器のファームウェア開発だったなぁ・・・。 機器の詳細書いちゃうと特定されるので、書けませんが・・・。 互換性テストでもちろんAdaptec製品はテストしました。 ネゴシエートの段階で、変なタイミングでリセット信号が出てて、 かつSCSI制御用ICがそのリセット信号で割り込みを出さない仕様だったので、 それを検出して機器をリセットさせるのが面倒でした。 SCSIのバス制御は、カード側が制御してるので、 それの組み合わせに対応するのが大変でした。 組み合わせが膨大だったので一覧テーブル作って、 テーブルジャンプで対応させてたのはいい思い出です。
  • by KENN (3839) on 2010年08月17日 0時25分 (#1810469) 日記

    29160 [adaptec.com]の先に2GBのHDDが(w

    頻繁にアクセスするようなデータを置いてる訳ではありませんが、とりあえず動いてるのでそのままにしてる、という状況です。ちなみにメモリは4GB刺さってます(w

    • by Driver (32138) on 2010年08月17日 10時56分 (#1810581) 日記

      Ultra160SCSIの先に2GBのHDDとはいやはや・・・・(^^;
      バスのIOは高速でもHDD自体は低速ってことですよね?
      速さだけならUSBメモリの方が既に買っているような気がしますが。
      思考の根本が「使えるものは使おう!」という方針なのですね。
      頭が下がります。

      ※とってもアレゲ

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2010年08月16日 17時59分 (#1810266)

    内蔵HDDはIDEばかり使っていたようなユーザでも初期CD-R/RWドライブ/MOなどのドライブや外部HDDやイメージスキャナーなどでSCSIのお世話になっていたユーザは
    多いと思う。
    その時に買うSCSIカード、Adaptecかその他の安いカードを買うかの選択肢が多かったはず。

    俺が最後に使ったSCSIカードはAHA-2940AUだったな。

    • by disturbance (32805) on 2010年08月16日 22時37分 (#1810412)
      DVDマスターのDLTドライブがSCSI接続なんですよね
      ただ、その制作環境の場合はマシンを最新にして
      PCIeのSCSIインターフェースにしてそうだからAdaptec率はむしろ低いかも


      //DVD制作はまだまだ需要がありそうだから
      //新しい納品方法ができないものか

      //納期ギリギリのテープ書き出しと検証にかかる時間は本当に厳しい
      親コメント
    • by wolf03 (39616) on 2010年08月17日 1時35分 (#1810490) 日記
      2940シリーズの仲間はずれカードでしたか
      純正の2940シリーズのドライバ入れて動かないと、何度かり出されたことか
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      15年前ぐらいですかね。
      1542も2940もよく使いました。
      1G以上のHDD接続するにはSCSIしかなかったですしね。
      それも5インチのフルハイトだったりするのもありました。
      NetwareだったりNTサーバを使うにはとりあえずAdaptecにしときましょう。
      って感じだった。
      MOも接続しましたね。
      1542の接続ケーブルはアンフェノールだったような記憶があります。
      外付けのSCSI接続のCD-ROMドライブはケースに入れて使うやつだったし。
      CPUは486か出たばっかりのペンティアム、マシンのメモリも32Mぐらいだったかな。

      • by MISSION (13232) on 2010年08月17日 16時47分 (#1810940) 日記

         いや、その頃ならさすがに5"フルハイト(5"ベイ二段占有)はなくなってたでしょう。もう5年ぐらい前ならいざ知らず。
         1GB~4GBの頃なら3.5"ハーフハイトで、その上の容量当たりから新しいHDDも現在の厚みで出るようになったはず。

         某所に納めたQuantumの4.3GB SCSI HDD (*4のRAID 5構成)がとびまくって(建屋そのものの電源ラインが弱くまともに駆動できなかったためと判明)何度も交換する羽目になってたっけ……。

        --
        ここは自由の殿堂だ。床につばを吐こうが猫を海賊呼ばわりしようが自由だ。- A.バートラム・チャンドラー 銀河辺境シリーズより
        親コメント
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