研究データの「早期および頻繁な共有」がねつ造を予防する?
タレコミ by capra
capra 曰く、
オランダの社会心理学者Diederik Stapel元教授による長期に及ぶ研究データのねつ造が最近話題となったが(/.J過去記事)、同じくオランダの心理学者Jelte M. Wicherts氏がnatureのコラムにて「研究データの早期および頻繁な共有」によってこのようなねつ造を予防できるとの論を展開している(本家/.より)。
ねつ造は論文発表のプレッシャーからくる浅はかで軽卒な行為としてはじまることも多いとのこと。現にWicherts氏が49の論文の著者に研究の生データ参照を依頼したところ、統計結果の報告エラーや根拠としての弱さを危惧して躊躇した研究者は少なくなかったという。このたび明らかになったStapel氏もデータの共有をしばしば拒否していたことがその後の調査で分かっており、その対象は論文の共同著者にも及んだとのこと。このような傾向は他の分野の研究者には馴染みがないだろうが心理学においてはままあることだという。
統計結果のエラーは統計分析におけるその他のエラーやバイアスなどの氷山の一角であると考えられ、そのデータの有意性を揺るがす内容である程データ共有が躊躇される実態をWicherts氏は残念がっている。
タレコミ人は心理学の学術分野には明るくないのだが、日本においてもこの傾向はみられるものなのだろうか?
研究データの「早期および頻繁な共有」がねつ造を予防する? More ログイン