海中への鉄分投入で藻を増やす温暖化防止策に効果あり?
タレコミ by taraiok
taraiok 曰く、
大気中から過剰な「CO2」を取り除けば地球温暖化の進行を遅くできる。その方策として考えられてきたのが、海に鉄分を投入して植物プランクトンの増殖させ、植物プランクトンにCO2を吸収させる方法だ(Nature、Nature関連記事その1、Nature関連記事その2、ナショナルジオグラフィック、本家/.)。
「Nature」誌7月19日号に掲載された実験結果によれば、鉄分が投入された海域で増殖したプランクトンは、大部分が海底に沈んで堆積物に埋もれるとして植物プランクトン増殖法の有用性が再確認できる内容であったという。ドイツ、アルフレッドウェゲナー極域海洋研究所(AWI)の「Christine Klass」氏によると、南極海に硫酸鉄7トンを投入した実験では、発生したプランクトンの50%以上が海底に沈み込んだという。
しかし、この施策については、海洋生物に悪影響を及ぼす酸素欠乏状態を引き起こしたり、一部の生物に有害なタイプのプランクトンが増殖する危険性があるという実験結果もあり、2008年の国連でオーストラリア、ブラジル、中国などの反対に遭い大規模な実験は中断していた。「Christine Klass」氏もこの手法によるプランクトン増殖では、現代のCO2排出量の10%ほどしか回収できず、鉄分投入の効果については慎重な立場を取っている。
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