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アメリカ、国立点火施設でレーザー核融合反応の実験に成功 2

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
米国のローレンス・リバモア国立研究所は、国立点火施設(NIF)がレーザ―光線192本を放射する実験に成功したと発表した。5日に行われた実験でのレーザー放射時間はわずか230億分の1秒。米国全土の消費電力量の1000倍以上に相当する500兆ワットのエネルギーが放出されたという。

レーザー核融合炉は、燃料となる重水素と三重水素を超高温、高密度に圧縮された状態にし「点火」する必要がある。点火方式には「中心点火」や国内で主流の「高速点火」などがあるが、今回実現したのは比較的新しい技術である「衝撃点火」方式によるもの。このPDFによると、外部から別の燃料小片を超高速で激突させ、その衝撃で点火を起こすものらしい。

マサチューセッツ工科大学の科学者は「実験の成功に興奮している。以前なら、こんなことは太陽や惑星の中心部でしか起こり得なかったことだ」とのこと。

ソース
サーチナ
THE INDEPENDENT
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  • 衝撃点火 (スコア:4, 参考になる)

    by phason (22006) <mail@molecularscience.jp> on 2012年07月24日 14時02分 (#2199086) 日記

    衝撃点火の概念図はこっちの方がわかりやすいかと.

    http://www.ile.osaka-u.ac.jp/zone1/public/pressrelease/2009a/MURAKAMI/... [osaka-u.ac.jp]

    簡単に言えば,

    中心点火:
    球状の燃料外周全方位からレーザーで加熱.表面が炙られて中心に爆縮,そこで核融合.

    高速点火:
    球状の燃料の中心に向かって中空で先端に穴の空いた円錐が突き刺さったような形状.全方位からのレーザーで爆縮,ほどほどに縮んだところで円錐の軸を通して別の高出力レーザーを照射.爆縮中で密度の上がった中心部が瞬間的に加熱され核融合.

    衝撃点火:
    セッティングは高速点火に似ているが,突き刺さっている円錐の底の方(球状の燃料に突き刺さっている先端からは遠い方)にも燃料(インパクター)が置いてある.全方位からのレーザーで球状の燃料が爆縮しているところに,円錐内のインパクターに対して強力なレーザーを照射.円錐の中は空っぽなので,インパクターは外側だけから押されてものすごい速度に加速,円錐に沿って超高速で燃料本体に突っ込む.この衝撃で圧縮・加熱・点火.

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