北朝鮮に衛星を利用したインターネット網が初めて導入
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北朝鮮に衛星を利用したインターネット網が初めて導入される
ソフトウェア開発業者のビットコンピュータは、27日北朝鮮がインターネットを使用することに合意したと発表。衛星を利用したインターネットが導入されれば、北朝鮮のIT技術が跳躍する契機になるだろうと言う。
北朝鮮の朝鮮コンピューターセンター 内に、衛星インターネット装置を3ケ月以内に供給し、インターネットを使用するようにすることに合意。ビットコンピュータは、今後5年間に衛星方式のインターネット装備を供給するようになったと伝えた。北朝鮮のソフトウェア技術は発達しているが、いままでインターネットは使われなかった.
ビットコンピュータが推進するインターネット網構築事業は、北朝鮮の情報通信インフラを勘案、衛星を通じてインターネットを中継する方式になると発表されている.
社長はまたビットコンピュータと北朝鮮の情報技術産業を総括する朝鮮コンピューターセンターとビットホットライン(BitHotLine:Business information technology Hot Line)構築にも合意したと語った。（抄訳、略訳、simizy）
＜解説＞
北朝鮮は現在、公式ドメイン管理機関を持たない２つの地域のうちのひとつである。（もうひとつは、西サハラ）当然ながら、北朝鮮が使うべき国ドメイン「.kp」もひとつも使われていない。
もっとも、インターネットに接続していないというわけではなく、一部の国民（選ばれた人であろうが）は国際電話を使ってネットに接続しているようである。また、北の組織傘下にある新聞社がＨＰを海外で開設することは何度かやっている。どうでもいいが、スパイが国内連絡用にhotmailを使っていたというのが一時期話題になった。
記事にもあるように、北朝鮮のソフト開発技術は悪くない。（発達しているという説もあるが、ソフト開発と言ってもいろいろなので、私はよく知らない）特にもっとも普及しているＯＳは日本語版であり、実際に北朝鮮で開発されたソフトが（合弁会社含む）日本で何本か売られている。ＷＯＲＤで中国語やロシア語や朝鮮語の文書を作るための「直子の代筆」的なソフトやら、朝鮮語入力ソフトやら、囲碁ゲームやらである。
もっとも、インターネットに繋げると言っても、即、情報開放というわけではないのが、社会主義。しかし、こういうものはやがては静かに浸透していくものなのだろう。