原子力空母乗務の米兵、東電を訴える 1
タレコミ by masakun
masakun 曰く、
あちこちで報道されているが、原子力空母「ロナルド・レーガン」の乗組員8人が東京電力の虚偽の説明によって被曝し健康を害したとして、損害賠償を求める訴えをカリフォルニア南部地区連邦地裁に起こしたそうな。(CNN.co.jp)原告側のポール・ガーナー弁護士によると、訴えを起こした8人には直腸からの出血があったり甲状腺への問題があるという。記事によると、「日本政府は福島第1原発の炉心溶融についてうそをつき続け、米海軍艦や乗員が被ばくする危険はなく、すべてコントロールできており、自分たちを信じて欲しいと言い続けた」とも語ったそうで、原告1人当たり1000万ドルの損害賠償や、3000万ドルの懲罰的賠償などを求めているそうな。
Wikipedia によると、3月14日に空母搭載のヘリコプターの要員17人が仙台市近くで救助活動行った際(「トモダチ作戦」中の写真)に、福島第一原子力発電所事故の影響か被曝したことがわかったため、米海軍が空母と展開中の艦船を福島第一原子力発電所の風下から離脱させたことがあった。ちょうど2011年3月14-15日といえば、水素爆発などにより放射性ヨウ素131が大量に放出された日。しかし SPEEDI 情報は事故直後から外務省経由で米軍に提供されていた(NHKニュース)というし、当時は原発情報が錯綜していたのも事実。
ちょうど「被曝を巡る論戦と訴訟の結末」というタイムリーな記事も出ていたから、原子力空母の乗務員がどのように福島第一原発による健康被害を立証するのかが興味深いところだ。
2011年3月14-15日 (スコア:1)
>ちょうど2011年3月14-15日といえば、水素爆発などにより放射性ヨウ素131が大量に放出された日
自分で書いていてなんだけど、これのソースは Wikipedia 福島第一原子力発電所事故#ヨウ素131による初期被曝の検証 [wikipedia.org]。
水素爆発は東京電力の資料 [tepco.co.jp]にて確認したけれど、残念ながら放射性ヨウ素131の放出データは見つけられなかった。
ついでに過去のストーリー [srad.jp]によれば、アメリカが福島第一原発を中心とする80キロ以内に在住する米国民に対して避難勧告声明を出したのは「米国時間の16日」。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ