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名古屋大学でのElsevier社学術誌の包括契約廃止検討が話題に

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
The LancetやCellといった著名な学術雑誌を発行しているエルゼビア(Elsevier)社では、大学図書館などに向けて「パッケージ契約」を提供している。これにより、同社の発行する論文誌の多くをオンラインで無制限で閲覧することが可能になるのだが、その価格が年々アップしていることを受け、名古屋大学がパッケージ契約を止め、必要な人が個別に購入するという方針に転換するそうだ(雪氷圏研究室奥の間)。

Elsevierに限らず、論文誌の購読料は近年大幅に上がっているようで(たゆたえども沈まず-有機化学あれこれ-)、2000年には「日本に対して不当に高い価格を提示している」という問題も発生している(早稲田大学図書館報ふみくら)。

東邦大学がElsevierのビッグディールを切ってコストダウンに成功した事例というのもある。また、2012年にはフィールズ賞数学者が開始したElsevier社の雑誌価格等に抗議するボイコット活動なるものも起きている。

ちなみに、Elsevier社を傘下に持つ出版グループであるリード・エルゼビアは、2012年の世界出版社売り上げランキング第2位で、特に科学や技術、医学の専門書や雑誌が大きな収益を上げているという(IROIRO)。
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皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー

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